目次
失恋がつらいのは怪我をしたのと同じだから
失恋と怪我の痛みは脳にとって変わらない
今まで愛し合ってきた恋人を失うと、まるで体がちぎれてしまうような苦しい感覚を味わわなくてはいけません。
よく「胸が張り裂けそう」などと言いますが、fMRIで脳の活動を調べた結果、実は私たちの脳は心が傷ついた感覚と体が傷ついた感覚を同じ領域で処理していることが分かっています。
失恋した際、体に深刻なダメージを負った時と似た反応を示した例もあるそうです。
そこまでの傷を負うのですから、この傷を決して軽く考えては決していけません。
人によっては「たかが失恋ごときで…」と言ったりすることがありますが、そういう人はことの深刻さを理解していないだけです。
もし目に見える形で同じ深さの怪我をしていたらどんなに辛いのか周りに分かってもらえますが、心の傷は目に見えないのが困るところ。
周りの目を気にして下手に無理をし、さらに傷を深めてしまうことは何としても避けたいですから、理解してくれない相手には失恋の痛手を脳がどう受け止めるのかを話して分かってもらいましょう。
二度と同じ辛さを味わいたくないと警戒する
これは体が傷ついた時も心が傷ついた時も同じで、一度ひどい目に遭ったらもう決して同じ経験をしたくないと警戒する心理が人間には備わっています。
自分自身を守るため、生き延びるために人類が獲得してきた能力だと言えます。
彼氏と別れて傷つくことに警戒心が生まれるため、恋愛に臆病になってしまいがちです。
いいな…と思う男性が自分の前に現れても、また傷つくことになると距離を取ってしまうのです。
この厄介なところが、魅力的だと感じれば感じるほど相手に近づくのが怖くなってしまうという点です。
そうして出会っては警戒を繰り返してしまい、自分はもう恋愛なんて一生できないのではないか…とさらに落ち込んでしまうケースが多くあります。
しかし、このような負のループに陥ってしまうのも心の傷が癒えていないからです。
もし男の人に警戒心が生まれてしまっても自分の事をダメだと思わず、大丈夫、きっとキズが癒えれば向き合えるようになると前向きに考えるようにしてください。
深い心のキズほど治るまでに時間が掛かり、傷跡が消えない
失恋の傷は体の傷と同様、治るまでに時間が必要です。
傷が深ければ深いほど治るのに時間が掛かり、傷跡が残りやすいのも体が怪我した時とよく似ています。
心の傷の場合、治るまでの間は気持ちが冷静ではなく、本来の自分らしい振る舞いができません。
例えばうまく笑えなかったり自分の感情のバランスが取れないため、気持ちが沈んでしまったり怒る、泣くなど起伏が激しくなりがちです。
また、時には人間関係をシャットアウトして自分の殻にこもってしまうこともあります。
このようにちょっとした事に敏感になったり反対に反応が鈍くなったりし、時にはうつの傾向があると診断されるようなケースすらあります。
数週間・数ヶ月たっても気持ちが不安定ならば心療内科にかかってみることも検討したほうが良いでしょう。
心の傷がふさがってようやく傷そのものは治ったとしても、傷あとが残ってしまうことがあります。
失恋の傷跡はいわゆるトラウマと呼ばれるもので、この先の生き方や行動の仕方に大きな影響を与えます。
例えば彼に似た人と出会ったり付き合っていた頃と似た状況に出くわしたりすると、心が過去を思い出してパニックを起こしてしまうのです。
こうした傷跡とも付き合っていかなくてはいけませんから、何とか目を背けようとするより思い切って復縁を目指すほうがかえって前向きに幸せへと向かっていけます。
つらすぎる失恋を忘れたくても忘れられないのは自分の価値を取り戻したいから
失恋すると自分の価値を否定されたように感じる
恋愛とは本来、愛することで相手の存在価値を肯定し、相手から愛されることで自分の存在価値を実感できるパートナーシップのことです。
彼氏から必要とされていると実感し、相手のために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
そのため、2人の関係がうまくいかなくなるとこれまで必要としてくれていた彼から求められなくなり、自分の価値を否定されたように感じてしまいやすいのです。
自分はもう必要ないんだ、彼のことを幸せにできないんだと落ち込んでしまい、その無価値感に打ちのめされてしまいます。
そもそも人には生まれ持った価値というものがありますが、その感覚をうまく理解できない人ほど彼から必要とされなくなった時のダメージは大きいです。
その資質は家庭環境によって大きく左右されやすく、子供のころ厳しい環境で育った、両親から愛情をあまり受けられなかった、家庭が不仲だった場合などは特に生まれ持った自分の価値に気づきにくいです。
そうした傾向が強ければ強いほど、自分の価値を否定されることに大きなショックを受けてしまいます。
自分の価値を彼に認めてもらいたくなる
解説したように、失恋すると自分の価値を否定されたように感じやすく、その傾向は元々自分の価値を感じにくいタイプであればあるほど強くなります。
そうすると自分の価値を証明してくれる存在が彼だけになり、彼から評価されることで自分は存在している意義があるんだと思えるのです。
うまくいっている間は彼が世界の全てのように感じられ、出会えて良かった、運命の人だと好きな気持ちが大きく膨らんでいきます。
そんな特別な彼にはいつも幸せでいてほしいから、彼のことを最優先したり尽くしたりする彼女になりがちです。
しかしこの状況を彼の立場から見てみると、彼女は自分の存在している意味を全部僕にかぶせようとしている、僕によりかかっている、そんな風に思えます。
それはさすがに重いし今後ずっと支えていくのは難しいと感じてしまった時、彼は別れを決意するのです。
自分の価値は自分で作っていくのがまず何より大切なことで、それができてこそ愛する男性に負担を掛けることなく付き合える、バランスの良いカップルになれます。
今の自分は彼によりかかって自分の価値を証明しようとしていないか、バランスが崩れてはいないかを確認するようにしましょう。
執着し過ぎると余計に自信喪失する
自分の価値を認めてもらいたい思いから彼を求めると、その気持ちは執着心に変わっていきます。
彼のことを「かつて自分を愛してくれていた彼」という目で見て追いかけるようになり、別れた後の今の彼を見ようとしなくなります。
自分に対する特別な気持ちが残っていると信じたい、確認したい気持ちが強く、もう恋人ではないのに恋人がやり取りするようなLINEを送ったりしがちです。
彼としては既にそういう関係ではないと割り切っているので、もちろん同じ温度での返信は返ってきません。
むしろ別れたことをありありと実感するようなそっけない返事しかもらえなかったり、時には無視や既読スルーされてしまうことさえあります。
そのたびに「自分はもう求められていないんだ」と痛感しなければならず、自分の価値を再確認するどころかどんどん自信を失ってしまう羽目になります。
今の彼は、かつてあなたを求めてくれていた彼と同じ気持ちでいるのかどうか。
彼に接する時はその点を今一度考えたうえで接するようにしましょう。
別れが辛い時こそ復縁を目指すべきなのは前を向けるから
復縁は立ち止まるのではなく前進すること
以前より復縁という付き合い方が受け入れられてきつつあるものの、人によってはまだまだ後ろ向きで過去にしがみついているようなイメージを持っているのも事実です。
お付き合いしてみてうまくいかなかったことを受け入れられず、戻っては同じ失敗を繰り返すような印象を持たれやすいのは確かに否定できません。
別れてしまった同士が元サヤに戻るより、お互い新しい相手を見つけて違うお付き合いをスタートさせたほうが前向きだという意見も根強いです。
もしかしたら復縁したい本人自身がそう感じているかもしれませんが、別れた男性ともう一度やり直すことは決してネガティブなことではないのです。
なぜなら、過去から進めず立ち止まっているのではなく、未来に向けて前進するための復縁というものが存在するからです。
別れなければ気づけなかったこと、相手が彼でなければ気づけなかったことというのは必ずあります。
それにちゃんと気づき、次はどう活かすのかを考え、彼に対して再度実践する。
そういうお付き合いができれば復縁した先に幸せな毎日が待っているのです。
過去には手に入れられなかった幸せを手に入れること、これはとても前向きなことです。
無理に他の男性に目を向けようとして彼と比べてしまったり、「次の人にいけない…彼以外と恋なんてしたくない…」と立ち止まっているなら、復縁を目指したほうがずっと前進できるのです。
「どうして…」が「どうすれば」に変化する
彼との別れが頭から離れないと、いつまでも「どうしてうまくいかなかったんだろう…」「なんで別れちゃったの…?」と過去に囚われたままになりがちです。
どうして、なぜという思いが頭の中をぐるぐると回り続け、後悔したり落ち込んだりの繰り返しです。
この状態が続いている間はなかなかポジティブな気持ちが生まれませんし、本人にとって良い影響がありません。
ただ、復縁を目指し始めるとこうした気持ちが変化していきます。
「なぜ別れたのか」から「どうしたらやり直せるのか」に目を向けるようになり、立ち止まるのではなく行動しようという思いが育ちます。
この「どうすれば」思考に切り替わるのが、辛い時こそ復縁を目指すべき1番の理由と言えるでしょう。
辛い原因を見つめ続けるのではなく、辛い原因を潰そうと動けるようになります。
失敗から学ぶことで驚くほど成長できる
新しい恋愛を目指す人と復縁を目指す人の間には大きな違いがあります。
その違いとは、新しい恋愛をしようとする人は自分をありのまま愛してほしいと願い、復縁しようとする人は成長した自分をもう一度愛してもらおうと考える点です。
彼とは合わなかった、もっと自分を分かってくれる相性のいい人を見つけたいと考える時、そこに自分を変えようという意識はありません。
このままの自分を愛してくれる人を見つける、そのことにポイントが置かれています。
でも、復縁を目指す場合はそうは言っていられません。
彼との付き合いで失敗してしまった部分がどこかしらあるはずなので、その部分を変え、自分を成長させたうえでもう一度彼に愛してもらわなければならないのです。
そのために頑張ることは、自分の弱点を克服して大きく成長することに繋がります。
復縁のため正しい努力ができている女性に素敵な人が多いのは、この点が理由になっています。
周りにも魅力的になったと思ってもらえる
誰かに愛されるために頑張る姿は健気で美しいものです。
人間として、女性として魅力的になるための努力ですから、続けていけばその変化は周りからの評判を高める元にもなります。
前より素敵になった、今のあなたは素敵だよ、と言われることが増えたり、慕ってくれる人が増えたりすれば自分磨きがうまくいっていると言えるでしょう。
周りからの評価が高くなればそれだけ彼も振ったことを後悔しますし、もう一度取り戻したいと感じやすくなるのも復縁に繋がる理由です。
特に男性心理として「他の人に取られたくない」思いがむくむくと湧いてくるものですから、結婚を視野に入れた復縁を意識してもらえる効果もあります。
無理に変化を作って彼だけにアプローチするより、一見遠回りに見えても自分の魅力をしっかり底上げしたほうが復縁の近道と言われるゆえんです。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス
それについていつもより深く考えてみると、心を冷静にしてくれる効果があります。
この記事はそのためのお手伝いをしてくれるわ。
辛くて苦しい気持ちに向き合うのは大変だけれど、2人の幸せな未来のためにきっと役立ってくれます。
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