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遠距離恋愛は普通の恋愛よりスムーズに別れるのが難しい理由
直接の話し合いができない
遠距離恋愛は継続の方が難しいと思っている人も多いですし、実際良好な仲を継続していくための努力はとてつもないことも珍しくありません。
けれど、実は遠距離恋愛では別れることも難しいと言われているケースもいくつも出てきています。
では一体何が原因で難しいと言われるのか、その理由の一つが直接の話し合いができないということにあります。
電話をすれば直接話ができるという人も一定数いますが、遠距離恋愛で電話で別れ話を冷静に行うというのはすでにある程度、LINEなどの文面で話がまとまっていて、最後のけじめとして電話をして別れるということが圧倒的に多いのです。
人によっては直接会って話をしておかないと気が済まない、直接会って納得できるまで話し合いたいという人もいますから、こうした理由を持つ人にとっては遠距離恋愛における別れ話がなかなか進まなくなってしまいます。
電話やメールは拒否されてしまえばおしまいですし、口では何とでもいえるからこそ直接会って反応を見ながら別れ話を進めたいという気持ちから、別れが難しくなっていくこともあるのです。
浮気などの確定的な理由を交わされる可能性がある
遠距離恋愛で別れが難しいと言われる理由の中には、決定的な証拠をつかみにくいというものもあります。
遠く離れているからこそ、つい魔が差してしまったり、別の人の方が魅力的に見えてしまったりして別れるカップルも珍しくないのですが、離れていて直接会う機会があまりなくなっていく恋愛形式だからこそ、どうしても決定的な証拠がつかみにくく、たとえそれを掴んだとしても交わされてしまうケースも少なくありません。
直接的に見ている、決定的な証拠を元に一気に問い詰めることができる、そんな時間をきちんと取れるのはやはり近くにいる恋人だからこそできるもので、遠く離れているとどうしても連絡手段が限られ、問い詰めようとしても急用が入ったから、という様なやり取りの後、勝手に電話を向こうから切られてしまうなんてこともあり得るのです。
だからこそ、相手の非である確定的な理由を掴んでていたとしても、友人知人から言われていたとしても、相手はそれを誤魔化すための手段を講じてしまえるのです。
だからこそ、一気に問い詰めようとしても難しく、別れようとしてもごねられてなかなか別れられないというのが遠距離恋愛の現実でもあります。
なかなか別れられない状態が維持されてしまうので、「これだけ言ってどうして別れてくれないの!?」と怒る女性も珍しくありません。
自然消滅が難しい
遠距離恋愛で別れるのが難しいと言われるものの一つには、自然消滅自体が難しいものになってしまう可能性があるというものもあります。
普通のカップルの場合、LINEなどにおけるやり取りはもちろん、距離的にも遠ざかり、一切の接触をしないようになってしばらくしてから自然消滅したんだなと納得する人たちが多いのですが、遠距離恋愛の場合はこの自然消滅に当てはまるもののほとんどが忙しさなどから連絡の取れない状態であると受け取られてしまいがちです。
普通であれば、連絡も毎日細々とやり取りしたり、決まった日に一気にしゃべるようにやり取りするのが遠距離恋愛ではあるのですが、どうしても仕事の忙しさや他の優先すべき勉強などが重なってしまうと、会えない、電話やメールができないといった事態に陥ってしまいます。
けれど、遠距離恋愛を始めて1年ほどするとその事態に慣れてしまい、相手がどういう理由で連絡をしていないのか、それを自然消滅を狙っているとは全く考えずにずっと待っていたり、一定期間が過ぎれば連絡しても大丈夫かと連絡を取ろうとしてくるのです。
そのため、それまでの恋愛観で自然消滅を狙っていたとしても、相手が勝手に別の解釈をしてしまい、連絡を取ろうとしてくるので自然消滅が難しいという壁に初めてぶつかります。
文面での話が堂々巡りになるか、ブロックされてしまう
遠距離恋愛における別れる際の難しさには、別れ話をした際に恋人からLINEなどをブロックされてしまう可能性があり、また文面における話が堂々巡りになって決着がつかないというものもあります。
別れ話をするようになると、まず何が別れの原因になったのかを伝え、そこから話し合うことが多いのですが、その話し合いが直接のものではないと相手に考える時間を与えてしまいます。
電話で一気に問い詰め、別れ話を終わらせようとする人もいるのですが、頭の回る恋人である場合はLINEの方でと誘導されてしまい、考えて文面を作る事ができるような状態に持って行ってしまう可能性もあるのです。
そのため、話が堂々巡りになって相手が悪いのだとお互いにいろんなことを押し付け合い、最終的に別れ話の決着がつかないまま平行線をたどってしまうなんてこともあり得ます。
特に堂々巡りになってしまいやすいのはLINEやメールの方で、声で即答するという状態にないので、いくらでも悩んでしまえますし、答えを作る事ができるのもあって、人によっては自身が有利なように色々と言葉を考えて返答することができるのです。
相手のペースになってしまえば、上手く別れ話が進まないようになってしまうこともありますので、この状態もまた難しいと言われる理由になるでしょう。
遠距離恋愛中の彼氏と後悔せずに別れられるステップ
本当に別れて良いのか、よく考える
遠距離恋愛中の彼氏との別れる難しさ、難しいと言われる理由を知った所で、ではどのようにすれば彼と後悔することなく別れられるのか、そのステップについてみていきましょう。
まず、別れ話をする前に後悔しないためにも、本当に別れてよいのかをよく考えてください。
勢いのまま、LINEなどで別れ話を切り出すのはとても簡単なことです。
けれど、一度切り出してしまえばもう元に戻る事はできません。
彼に不信感を植え付けてしまい、どうせ別れたいと思っているくせにと思われ、継続して交際をしていく場合においてはその不信感が大きな障害となる事も多くなります。
そのため、別れ話を切り出す前に、まずはなぜ自分が彼と別れたいのか、別れる原因は何か、それは今後改善できる可能性はあるのかということをよく考えてみてください。
紙に書き出したりすればよりよく見える様にもなるはずですから、まずは自分がなぜ別れたいのかをよく考えてみましょう。
まずはLINEやメールで別れ話を切り出す
自分が別れ話をしても後悔しない、むしろ別れたい気持ちがより強まったのであれば、別れるためにまずはLINEやメールで別れ話を切り出しましょう。
すでに決意ががっちりと固まっていて、なおかつ彼の言葉を全て突っぱねることができると強く自信を持って言えるのであれば電話でも構いませんが、きちんと言葉で説明できる自信がない、または彼からの言葉に流される可能性があるというのであれば、文章の方がおすすめです。
文章であれば相手からのメッセージを飲み込んで理解し、それに対して自分がどう返事をするべきかをよく考えて返事を返すことができます。
多少時間をかけても家事をしていたり、トイレやお風呂に行っていたりする可能性もあるからとある程度の部分は見逃してもらえますので、少し時間をおいてどう返すかを考えられる時間が欲しいと思うのであれば、よりLINEやメールなどのメッセージでやり取りできるものを選びましょう。
この時に別れたいと思った理由や、別れを強く決意した原因について詳細に語っておくのがベストです。
自身の言葉で上手く説明できないと思っているのであれば、どう伝えるべきか言葉を選べるうちに知ってもらう方が良いので、LINEやメールなどのメッセージで送っておきましょう。
電話で修復不可能かなどを話し合い、自身の決意を相手に話す
LINEなどである程度の話ができたのであれば、それからはじっくりと話し合いの期間に入っていきます。
彼氏の方も急な別れ話になるでしょうから、少し考える時間を欲しがったり、あなたを説得するための時間を欲しがったりするでしょう。
そのため、LINEなどでのやり取りが増え、どうか思いとどまってほしいと伝えてくるでしょうが、これ以上彼とはやっていけないと思うのであれば、決着を付けようと思ったタイミングで電話をします。
それまでの話の中で、彼氏の嫌なところ、別れると決めた原因についての改善策や改善方法について、彼から話されているのであればそれが信じられない、またはそれを信じられるほど自分が強くなれないなど、方法などを提示されていてもそれを信用できないことを伝えてください。
そうした方法が提示されていないのであれば、自分の悪いところを改善しようとも思っていない人とやり直せるとは思えないなど、改善方法を提示されていないことに関して触れてみても良いでしょう。
その改善案に関しての感想があなたの彼への感情にも直結します。
電話でしっかりと別れを決めたのだというのを主張し、これ以上話し合うことはないのだというのを示しておかなければ、今後何度も何度も復縁要請があなたのもとに来ることになります。
なので、今のうちにしっかりと復縁はないのだというのを意思表示することも忘れずに、別れると伝えるための電話をしましょう。
納得してもらえない場合は会える時間を作り、しっかりと話し合う
別れ話の場合、LINEやメールで納得してもらえることもあれば、電話でしっかりと最後のお別れをした時に納得してもらえることもありますが、電話で自分の意思をはっきりと伝えたとしても納得してもらえないこともあります。
そうしたときには、一度会ってみるのが良いでしょう。
納得してもらえないのであれば、電話やメッセージではこれ以上話す余地がない、彼は直接対峙しないと納得してくれない状態にあるということでもあり、会って話さなければ別れることはできない状態でもあります。
実際に会って彼が納得してくれるのかは話してみなければわからない所もありますが、それでも真正面から向き合って、自身の意見が何も変わらないことを伝えなければ彼は納得できない部分があるからこそ、会ってほしいと伝えている可能性も高いです。
彼が面倒な人であるのなら、それ以上話すことはないと突っぱねたほうが良いですが、そうした面倒くささが無いのであれば、実際に会ってみるのがおすすめです。
今後会うことはもうないかもしれない相手だからこそ、最後の逢瀬としてしっかりと彼の顔を見て、声を聴き、お別れをしましょう。
お互い傷ついてしまう避けるべき遠距離恋愛の別れ方
逃げるようにブロックする
遠距離恋愛の上手な別れ方につなげていけるステップを知った所で、今度は逆にお互いが傷ついてしまう、避けておくべき別れ方についても見ていきましょう。
基本的に別れる時には互いがどんな理由からでも傷つき、ショックを受けるもので、非がある側も「自分は悪くないんだ」と駄々をこねたりしない限りは、好きだった恋人が遠ざかることを目の当たりにしていくわけですので、多少の傷を負って次の恋愛に進むしかありません。
非が無い側は当然、自分裏切られたという感覚があるわけですから、余計に傷が深く辛い想いをしています。
そんな状態をよりひどくしてしまうのが、逃げるようにブロックしてしまうこと。
お互いが話し合い、納得できるような状態を作ることも無く逃げるように一方が何も受け付けない状態を作ってしまうと、それ以上の話し合いはもちろんのこと、自身の不安や後悔を解消することもできません。
どうして別れたいのかを相手に伝えても、それをどう改善していくかを聞くこともできないので、とにかく相手がひどいのだということ、自身を裏切ったのだということなどのネガティブな情報しか残らず、傷つくだけの状態が残ってしまいます。
ブロックされてしまった側もそれ以上の言葉を繋げられず、話も聞いてもらえず、一方的に別れを告げられて困惑と怒りが募るだけになり、納得できない状態で延々と後悔も続いていくでしょう。
自身の不安からくる勢いでの別れ
遠距離恋愛において、お互いが傷つくだけの別れ方の中には自分の不安からくる勢いのまま、別れを告げてしまうということもあります。
遠距離恋愛はどうしても不安が連続してしまいやすく、会えないこと、傍にいてもらえないこと、お互いの予定が合わないことなどが積み重なって衝動的に動いてしまうほどの不安を抱えてしまうのも珍しくはありません。
特に仕事が上手く行かなかったときなどの、精神的に不安になったり、誰かに支えてほしいと思っていたりするときなどは、特に不安が大きくなりやすく、彼に助けを求めてしまうケースは多いでしょう。
けれど、その不安の矛先が彼氏といつまで交際していられるのか、結婚は本当にしてくれるのかなどの将来的なものに向かってしまった場合は別で、将来的なものに不安を抱えてしまうと、本当に彼は自分のことが好きなのかという不安につながってしまうのです。
好意を疑ってしまうことになってしまうと、もうこれ以上は無理だという感覚を得てしまう女性は多いため、衝動的に別れを切り出してしまうケースも後を絶ちません。
ただ、こうした衝動的に別れを切り出した場合、相手は納得してくれなかったり、怒って好きにしろと突き放したりして、お互いが円満な状態で別れることができなくなります。
結果として、後々本当は別れなくても良かったんじゃないかと後悔する女性も多く、傷を残した苦い恋愛になってしまうのです。
忙しいからくる喧嘩別れ
遠距離恋愛における傷の残ってしまう、嫌な別れ方の中には忙しいという言葉からくる喧嘩別れというものもあります。
遠距離恋愛であると、ちょっとしたことで会えないのは当然で、本当に二人が時間と休暇を合わせてやっと会えるというのが当たり前のことでもあるのですが、こうしたときに起こりやすいのが、どちらかの仕事が忙しいことで会えないというドタキャンによるトラブルです。
忙しいのは仕方のないことで、「しょうがないね」と受け止めてあげるべき事なのでしょうが、長く会えなかったり、この会える日が特別な日であったりすると会えないことになってしまった結果に怒りをあらわにします。
怒ってしまうのは当然ではあるものの、その怒りが収まらない状態で別れを切り出してしまうと、非常に厄介な喧嘩になってしまうのです。
会えない側は申し訳ないと思いつつも、納得して別の日にしてもらえないかと思っているところに、絶対に許さないとばかりに別れをふっかけられた状態にもなっているので、どうしてそうも融通が利かないのかと怒りを覚えてしまいます。
そしてその喧嘩が収まらず、もういい加減にしろとばかりに突き放されることで別れが成立するので、結果、傷のある別れになってしまうのです。
相手が納得していない状態での強引な別れ
遠距離恋愛において、傷が残る別れ方になってしまうものの中には相手が納得していない状態での強引な別れというものもあります。
別れる時にはお互いが納得して、または互いが離れていくのを許容できるようになっていることが傷の残らないことの前提条件でありますので、お互いがその条件を達成するためには話し合いがどうしても不可欠です。
なので、その話し合いすらもまともにできていない、または自身の言い分だけを伝えた状態で別れを切り出したのであれば、相手が納得せずにそのまま堂々巡りになってしまうようになるでしょう。
そんな状態を切り捨てるかの如く、LINEをブロックしたり着信拒否したりすると、余計に相手は別れを急に切り出して、自分の都合だけを話して切り捨てるように消えた彼女を許しません。
また、彼女の方も彼が納得していないのを承知であったとしても、後々から罪悪感だったり、もっと話せばよかったかもしれないという後悔に苛まれてしまうでしょう。
特に、次の出会いを求めている時期などには「もしかすると彼とあのまま続いていたら結婚だってすぐだったかもしれない」と思えるくらいには後悔します。
しっかりと話して納得して別れていない以上、復縁を求めることもできません。
そんな連絡をしてしまったら、逆に彼の方から「今更何の用だ」と冷たくあしらわれておしまいなのは目に見えています。
別れた直後の傷は彼氏の方に、徐々に後悔に苛まれるような傷は彼女の方にできてしまう別れ方になるでしょう。
遠距離の彼に電話やメールで別れたい気持ちを伝える時の切り出し方
「真面目な話があるの」
遠距離の彼に電話やメールで別れたいという気持ちを伝えて、別れ話を始めようとともっていても、遠距離れの彼に唐突に「別れたいの」というのはやっぱり勇気が必要ですよね。
切り出すときに上手に切り出さなければ、相手にも不快感を覚えさせたり、何か悪い事でもあったのだろうかと不安を覚えさせたりはもちろんのこと、自身の話を真剣なものだと受け取ってもらえないこともあります。
なので、まず切り出すときには「真面目な話があるの」と真剣に聞いてほしい、真剣な話をするのだというのを意思表示するのがおすすめです。
真面目な話があるのと伝えるだけでも、空気が一変しますし、何よりも彼も真剣に聞かなければならない内容なのだと姿勢を正し、その話に真剣に耳を傾けようとしてくれます。
真剣に聞く体勢ができたようであれば、そこから別れたいという言葉を伝えてあげてください。
彼はひどく驚くでしょうし、どうしてその結論を出したのか知りたいとも思うでしょうが、けしてそれを冗談などと揶揄したりする事は無いでしょう。
むしろ驚いたからこそ、自分が過去に何かしたのかと交際を始めてからこれまであったトラブルなどをよく思い出そうとすらしてくれます。
なので、まずは真面目な話をするのだということを伝えて切り出すのがおすすめです。
「困惑するかもしれないけど、聞いてほしいことがある」
遠距離恋愛の別れを上手に切り出したいと思う時には、相手に緊張感をあまり与えないようにしてスムーズに切り出したいという人も少なくありません。
そうしたときには、「困惑するかもしれないけれど聞いてほしい事がある」というのを先に伝えてから切り出すのがおすすめになります。
真面目な話をしたいと切り出すのも確かに正解なのですが、彼氏によってはかなり困惑させてしまう話題でもあるからこそ、困惑する内容であるというのを先に告げておいた方が心の準備ができるという人もいますので、そうした彼氏であるのなら真面目な話があると切り出すよりは、困惑するかもしれないけれど聞いてほしいと伝えたほうが良いでしょう。
困惑するということは、相手にとっても良くない話であることを示唆し、それとなく嫌な話だろうというのを察せるように誘導することもできるので、あまり良くない話であるという心構えをさせた状態で別れ話を切り出すことができるようになります。
中には困惑すると言ってもそれほど大きなものではないと心構えもせずに別れ話を切り出すことになるケースもありますが、それでも不穏な気配は感じられるものです。
なので、あえてそうした言葉を使って最初のとっかかりを作るのも一つの方法になります。
「突然ごめんね、聞いてほしいことがあるの」
遠距離恋愛において、別れ話を切り出すとなるとまず自身の言葉をきちんと聞いてもらいたいというのをしっかりと伝えておくのも大切になります。
恋人である彼氏がそもそも真面目な人で、毎回の話をきちんと聞いてくれるような人であれば、不穏な気配などを感じさせる言葉を伝えなくてもスムーズに切り出せることも少なくないのです。
そうした、真面目に人の話を聞き、真剣な話をしたいと雰囲気で察してくれる人であるのなら唐突な話になり、聞いてほしいことがあるということを伝えるだけでも十分な切り出しになってくれます。
もっとまじめな話であることを伝えたいというのであれば、前述の様な「困惑するかもしれないけれど」という様な、相手が困り、迷ってしまう様な内容であることを前振りとして伝えておくのが良いでしょう。
ただ、真面目に話を聞いてくれる男性であるのならその後の話し合いが白熱するかはともかくとして、聞いてほしいことにはきちんと耳を傾けてくれるはずですから、さほど不穏な気配を匂わせるような言葉は必要ないのです。
「驚くかもしれないんだけど、聞いてくれる?」
遠距離恋愛における別れの伝え方の中には、相手が驚くことになることが分かっているからこそ、それを前振りとして伝えるというのもあります。
驚くかもしれないけれど、聞いてほしいのだというのを伝え、相手にとっては青天の霹靂ともいえるような内容に理解を示してほしいのだと言葉と態度で示してください。
そのあとに別れ話をすることで、相手は多少の驚きはあるものの、そういう話なのかと心のどこかで納得し、話をより詰めていかなければならないとすらも考えられるようになるでしょう。
カップルの話において、驚くことというのはかなり限られていて、たとえば妊娠した、同棲や結婚の許可を両親に求めていてそれが許可された、転勤などで近くに住むことができるなどの良い報告のものが多い反面、逆に悪いものともなれば別れ話がほとんどな面があります。
なので、それまでのやり取りで少しそういう雰囲気が出ていたのであれば、相手の方も少しそっけなさそうな、淡々とした言葉の中でもその雰囲気が導き出す答えをうっすらとつかんでしまうものです。
嫌な予感、なんだか嫌なことを言われそう、そんな感覚を覚えられる人であるのなら尚更余計な言葉はいらないでしょう。
遠距離の恋人に直接会って別れを言う時の傷つけない言い方
ごめんなさい、別れたいのとはっきり言う
遠距離恋愛の恋人に直接会って別れを伝える場合、やっぱりいざこざがあって喧嘩腰になるよりは、お互いに傷のつかない伝え方で別れを告げたいものですよね。
喧嘩腰での別れともなれば、お互いに傷の付け合いになって少なくとも納得しての別れには程遠い厳しい別れを経験することになってしまいます。
そんな彼氏が別れを告げられるときに傷つく事は、まず別れを告げずに自然消滅を狙われることであるので、傷つけないためにははっきりと別れを告げることも大切になるのです。
別れるというのは否が応でも傷は多少ついてしまうもので、辛くて苦しいものではあるのですが、言われずに唐突に連絡がつかなくなるよりはけじめを付けられ、心の整理も行えるのではっきりと告げられた方がいいという人の方が多いです。
だからこそ、彼の為にもはっきりと別れを告げて心の整理をし、次の恋愛に進めるように区切りを付けましょう。
最初は喧嘩のように言い争いになるかもしれませんが、言わずに連絡が取れなくなるよりはずっとマシなので、直接会えているからこそはっきり言うべき事柄は伝えておきましょう。
理由を隠さず、何がダメなのか伝える
遠距離恋愛で直接彼に別れを告げることになった時、伝えるべきか悩むのがその理由です。
傷つけずに円満にとはいかないものの、お互いに静かに別れられるようにしたいと思うのであれば、理由を話さないほうがいいんじゃないかと思う人が多いのですが、実は理由を隠す方が男性たちは傷ついてしまいます。
別れる理由というのは、自身の何がダメだったのか、相手と何が合わなかったのかというのを知るためにもとても重要なもので、知らないまま別れてしまうと何が原因であるのか、何を改善できればよかったのかというのを延々と分からないまま悩む状態が続いてしまいます。
そのため、自分に自信が無くなってしまう男性も少なくなく、次の恋愛にどうしても踏み出せないなんてことにもなりかねないのです。
別れの辛さだけでなく、自分には男としての魅力が無いんだと理由を話さずに別れることで思い込む人もいますから、きちんと理由を話して別れを告げる事で防げる傷もあるのだというのを知っておきましょう。
そして同時にきちんと理由を話すことが誠意であるというのも覚えておき、直接会って別れを告げるのなら猶の事話しておくべきなのだとも覚えておいてください。
冷静に激情することなく伝える
遠距離恋愛で別れを直接告げる時、傷つけずに別れるために重要になるのが相手に冷静に伝えるということです。
男性が傷つく別れ方というものの中には恋人とあれこれ言い合いになった結果、喧嘩別れの様な状態になっての破局ということも含まれています。
喧嘩別れはお互いが嫌な印象を持って別れてしまう、自分の話を聞き入れてもらえずに責任や悪い部分をとにかく相手に押し付けて、その時だけ満足したようになって別れてしまうことにもつながってしまう為、後々ひどく悔やんでしまう人も少なくないのです。
そのため、喧嘩別れにならない様に冷静に、激情のままに言葉を発しない様に一呼吸置きながら別れを切り出すのが一番良いでしょう。
冷静に対処することで、相手も怒りを持続させることなく、復縁は可能なのか、それとも無理なのかといったところを重点的に話すようになり、それでも無理だというのを知れば納得するしかないと諦めたり、それはもう仕方が無いと納得して別れにうなずいてくれます。
なので、まずは別れ話の時に喧嘩にならない様に気を付けることから始めてみるのがおすすめです。
何も言わないままも嫌ですが、喧嘩を売っているのかと思わせんばかりに罵倒してくるのもまた嫌な終わり方をしてしまうので、まずは冷静に相手と話し合うための心構えをしておくのも良いでしょう。
感謝を伝えつつも、復縁の可能性を持たせない
遠距離恋愛において、直接別れ話をするときに気を付けておきたいのが、決して復縁の可能性を持たせないというもの。
これまで遠く離れていても交際し続けてくれたことに感謝をしつつも、復縁することに関しては決して期待を持たせないようにするという事になります。
基本的な部分は普通のカップルとは変わらず、とにかく今後どんなアプローチを仕掛けて来ても、あなたとやり直すつもりはありませんという姿勢を固辞します。
この姿勢を固辞していないと、彼氏も別れた後もしやり直すことができるのであれば、と不毛な努力をし続け、その結果やり直すことができずに傷を作ることになってしまうのです。
また、その経過の中であなたもまた彼とのやり取りを通じて、本当に別れてよかったのかという不安に襲われることもあれば、逆にもう別れたのにこんな連絡をされても困ると困り果てる結果に終わってしまうようにもなるでしょう。
なので、そのような事態に陥らない様に、これまでの交際における感謝は告げつつも、復縁はないのだとはっきり言っておくことも彼のためになる別れ方になります。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス「遠距離恋愛での別れも揉める時には揉める。揉めない様に、傷つかない様にどう切り出すのかをよく考えて」
直接話す機会がかなり限られてしまうのもあって、揉めてしまったり、別れ話自体がうやむやにされてしまったりすることもあって、少し別れるのに難儀するという人も少なくはありません。
だからこそ、揉めない様に、そしてお互いに傷つかない様に別れを切り出すための方法をよく考え、相手に非があるのならそれを認めてもらえるようにしっかりと場を整えることが重要になります。
地元に戻って直接会う機会があるうちに話を持ち掛け、別れる原因となったことをしっかり話し合える、または非があることを証明することができる証拠を用意するといった準備をしておくことも忘れてはいけません。
そして何よりも大事なのが、復縁を了承しないことを断固として意思表示する事。
下手に復縁に関して了承するかもしれないというスタイルを取っておくと、諦めきれない彼の場合はどうにかよりを戻そうと必死になって連絡し、よりを戻すための努力も必死に行います。
その結果よりを戻せないと知ってしまうと、それまでの自分の努力はいったい何だったのかと傷つくだけになってしまうのです。
だからこそ、お断りするような事態になる前に、まず自身の方から復縁はお断りの姿勢を崩さないようにしておかなければなりません。