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距離を置くことで生まれる効果は愛情の再確認
カップルが一旦離れることで生まれる1番の効果は、お互いの愛情をもう一度確認できるという点です。
人は自分の傍にあるもの、身の回りにあるものを当たり前に感じがちで、なかなか感謝できないものです。
それは恋人に対しても同じで、自分を好きでいてくれることを嬉しいと感じにくくなったり、一緒にいる意味を見失ったりすることがあります。
そうした危機を最も効率よく回避できるのが、距離を置くという方法なのです。
状況や相手がどんな気持ちでいるのかによって置くべき期間が変わってくるので、自分たちの関係を改善するためにベストな期間をまず見極めてから、距離を置くようにしましょう。
距離を置くべき期間はケースによって異なる
大ゲンカしてしまったら10日は必要
彼がこちらの気持ちを分かってくれなかったり、言い合いや意地の張り合いのようになって喧嘩してしまうと後味も悪く「私たちって相性が良くないのかな…」などと落ち込んでしまいがちです。
大喧嘩ともなるとお互い謝るタイミングを逃しているでしょうし、謝ったところですぐには許せないくらい相手に対するイライラが募っている場合も少なくありません。
ですから、こうした場合は少なくとも10日は時間を置いて冷静になったほうが良いです。
ただ、感情でぶつかってしまった時はお互い冷静に話し合って別れを決めたり、今後一緒にいるべきなのかどうかを判断した訳ではありませんから、この程度時間を置けば頭に登っていた血が落ち着いて仲直りできる可能性が高いです。
むしろ気持ちが落ち着けば落ち着くほど「悪かったな」「言い過ぎたかな」という反省や申し訳なさが生まれてきますから、お互いそういう気持ちを伝え合えれば前よりもっと仲良くなれるチャンスともなります。
そういった思いを感じてもらいやすくするために、期間を空ける前にはひと言「私も冷静になる。お互い冷静になれるよう頑張ろう」と伝えておくとまだ2人一緒にやっていきたい気持ちが伝わるので効果的です。
冷却期間の間はとにかくケンカの最中相手に言ってしまったことやしてしまったことを事細かに思い出し、それらについてどう反省していると伝えるのかを準備しておきましょう。
場合によってはこちらが大して気にかけていない言葉に彼が激怒したことも考えられるので、それを拾い逃さないよう注意してください。
期間が開けたらまずあなたから細かい部分に及ぶまでしっかりと謝り、彼に「こんなに謝ってくれているんだから自分も謝らなきゃ」と感じてもらいましょう。
倦怠期、マンネリしているケースなら1ヶ月以上距離を置く
感情を激しくぶつけ合った訳ではないものの、関係がマンネリしていて刺激がない、一緒にいる意味がよく分からないと感じてしまう時は一ヶ月以上距離を開けられるとベストです。
1ヶ月という期間は、人が相手の変化を感じられる最低単位と言われています。
月が変わると「もうこんなに経ったのか」と時間が過ぎた実感も持ってもらいやすいので、そろそろ会いたい、寂しいとも感じてもらいやすいです。
あなたの変化、そして彼の寂しさのどちらもが引き出される事により、この関係を今一度大切にしていきたいと彼に感じてもらう事ができます。
彼のそうした感情を引き出すには、期間を空ける際に「1ヶ月、ちょっと長いけど元気でね」などと敢えて時間の経過を感じさせる言葉を伝えられると効果的です。
期間中にはとにかくどれだけ変化を作れるかが勝負になってくるので、外見的な部分では比較的変えやすいファッションコーデやメイク、ヘアスタイルで変化を作りましょう。
内面の変化を感じさせるには新しい交友関係を作ったり、趣味を増やしておいたりするのが有効です。
1ヶ月ほど経ったら明るく気まずくないよう再会し、あなたの変化に驚いてもらいましょう。
彼から別れを言われた場合は2ヶ月以上
彼のほうから別れたいと言われてしまった場合は、少なくとも2ヶ月は沈黙したほうが良いです。
彼はあなたとの未来を考えられなくなってしまった状態ですから、その気持ちが強いうちに心を変えようとしても暖簾に腕押し、効果はありません。
むしろ時間を置かずにやり直したいと伝えたりすれば、余計険悪になったり彼に呆れられてしまう恐れもあります。
復縁を考えればこそ、一度彼から離れることでイメージを変えたり新鮮さを感じてもらいやすい状況を作り出したほうがはるかに賢明なのです。
ただ、いくら2人の未来を考えられないといっても、彼の中にあなたへの情は残されています。
その情を別れ際に刺激しておけると、離れている間あなたのことを考えてくれやすかったり再開がスムーズになるため、「今まで楽しかった思い出」を距離を取る前に伝えておきましょう。
相当険悪なお別れをした場合以外は、大体2ヶ月くらいで彼が「そういえばどうしてるかな…」と一度ふとあなたのことを思い出します。
この時期に軽くお茶や飲みに誘えるとスムーズに再会しやすいです。
距離を置いている期間中はあなたの時間をあなたらしく楽しんでいた様子が伝わると、他人になってしまったような切なさを感じてくれたり、「君の知らないところを知っておきたい」と関心を持ってくれるので、出かけた先で写真を撮っておいたりSNSにアップしたりと裏付けになる材料を作っておきましょう。
浮気や不倫があったケースは1週間〜3ヶ月距離を置く
浮気や不倫といった不貞行為があった場合は、取るとベストな期間が1週間から3か月とかなり開きが生まれます。
これは何故かと言うと、彼が浮気相手にどれだけ本気なのかで期間が変わってくるためです。
判断材料は彼の反省の度合い、また浮気相手との関係をすっぱり切っているのかどうか、この2点になります。
1週間など短期間で済むケースは、彼がほんの火遊びで浮気してしまい、それがバレて大いに反省しているような場合です。
あなたに許してもらいたい気持ちが強く、沢山謝ってくれるようなら1週間でも十分でしょう。
むしろそれ以上長く取ってしまうと、あなたがいない寂しさからまた浮気に走ったり、浮気相手に距離を置かれている事を相談してしまう恐れがあります。
それを回避する意味でも距離を置くのは1週間程度がオススメです。
彼が開き直ってあまり反省していなかったり、申し訳ないとは言いながら浮気相手への熱が高そうな様子なら、1ヶ月〜2ヶ月くらいは距離を置くべきです。
こうした場合は彼が自覚しているかしていないかに関わらず、2人のこれまでのお付き合いに何らかの不満があり、そのはけ口が浮気や不倫相手となっていることが多いです。
その不満を解消しなければ彼が浮気相手との関係を続けたり、一旦は関係が終わっても後々また浮気したり…ということが考えられますから、ある程度じっくり距離を取りながら彼の不満がどうすれば解消するのかを見つめる必要があります。
あなたが傍からいなくなることで、不満の側面ではなくあなたが埋めてくれていた部分を再確認してくれ、浮気はやめるから戻ってきてほしいと求めてくれたりもします。
最長の3ヶ月距離を置いたほうがいいケースは、彼が本気の不倫をしているパターンです。
不倫という、時には重い責任を負わなくてはならない関係に夢中になっているのなら、彼の中にそれ相応の覚悟があるという事です。
ただ、かなりリスキーな関係であるのも事実ですし、3ヶ月くらい経つと当初の熱も落ち着いてきて、不倫のメリットよりデメリットを強く感じるようになってきます。
その頃にもう一度しっかり話し合いができれば、彼も自分がしている事の重大さや責任を実感してくれやすく、心を入れ替えるから許してほしいと謝ってくれやすいです。
いずれの場合も距離を空ける時には怒ったりせず彼の体を気遣って目一杯良い女として去ること、また距離を空けている間は不安かもしれませんが一切連絡をしないくらいの覚悟で彼の反省を促すことが大切です。
結婚前やマリッジブルーの場合は1ヶ月〜6ヶ月が効果的
彼と結婚の約束をしているものの、このまま結婚して良いんだろうかという悩みが生まれてしまったのなら、短くて1ヶ月、長い場合は6ヶ月位距離を置くのが効果的です。
そもそもなぜマリッジブルーに陥ってしまうのかと言うと、これまでの恋人としての関係から、夫婦としてこの先の人生を共に歩んでいく関係へと変化することをそれだけ真剣に受け止めているためです。
言い換えれば、結婚を軽く考えている人はマリッジブルーになりにくいですし、重要なことだ、これから先頑張らなければと真面目に捉えている人はマリッジブルーになりやすいです。
そういう真面目な部分を持っている方というのは、自分にも人にもどこか厳しい面があったり、余裕がないと小さなミスも許せなくなりがちです。
100点を目指さなければいけない気持ちが強いということですから、それを適度に緩めるためにも一旦前向きな意味で彼と距離を置けると良いでしょう。
こうした気持ちを理解し、前向きに距離を置く意味を分かってくれる彼であれば1ヶ月〜2ヶ月くらい時間を置いてあなたの心を緩められれば問題ありません。
ただ、そこまで理解ある男性というのは珍しいもので、大体は理解しきれず不安になってしまったり、婚約破棄や別れることになるかもしれないショックから怒り出してしまったりするものです。
こうなった場合は彼の気持ちも整理し落ち着かせてもらわないといけないので、3ヶ月くらいは距離を空けられると良いでしょう。
また、マリッジブルーは女性だけでなく男性にもやってきます。
彼氏側にマリッジブルーが訪れてしまった時は、女性がそうなった時よりも少々厄介です。
男性には元々「彼女を自分の力で幸せにしないといけない」という責任感があり、結婚を決めたとなれば感じる責任はこれまでの何倍にもなります。
そうした責任を何とか受け止めながら結婚の準備をしていたものの、耐えきれず不安に押しつぶされかかっている状態なので、回復に少々時間がかかります。
この場合は一旦彼に自由な時間を過ごしてもらったり、自分がやりたい事に集中してもらって不安ばかりの心を落ち着かせる必要がありますから、3ヶ月から半年くらいは期間を見ておくと無難です。
一旦心が折れてしまうと女性よりも回復や切り替えに時間が必要な面もあるため、こうして長めに時間を取る中で、完全に連絡を断つ訳ではなく、気心が知れたパートナーとして適度に交流していくのが良いでしょう。
責任から開放された状態であなたとの連絡やデートを楽しんでもらえれば、元々どんな気持ちであなたと人生を共にしようと決意したのか、どんな未来を思い描いていたのかを自然と思い出してもらえるはずです。
一度結婚が決まってからのこうした時間には歯がゆい思いも感じてしまうかもしれませんが、結婚したらこれからずっと一緒の彼ですから、あくまで一区切り付けるタイミングが少しずれただけ、と受け止めておおらかな心で彼の準備ができるのを待ってあげましょう。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス

でも、実は掛け違えてしまったボタンをうまく掛け直してくれるとっておきの魔法でもあるのよ。
元は他人同士の2人が一緒に過ごしていく中で、どうしても問題が置きたりぶつかったりしてしまうのは避けられません。
この先仲良くお付き合いしていくために距離を開ける必要があると感じたなら、これまでに育ててきた絆を信じて、一旦離れてみるのも1つの道よ。
恋愛は視野を広く持っていたほうがうまくいくものです。
今2人にとって必要なものが距離や時間なら、前向きな気持ちでそれらを関係に取り入れていってくださいね。