







目次
いい子症候群が上手く恋愛関係を構築できない原因
毒親育ち、または親の言うことが正しいと従ってしまう
誰かの言うことを聞く、逆らわずにいい子でいいる、そんな人の顔色を窺い、自分で何かを決定することができない、そうした状態をいい子症候群と言います。
逆らうことなく、言うことを聞く姿はまるで親の求めた理想の良い子であることも相まって、人によっては親のしつけや養育が良かったからと思ってしまうケースもあるようです。
しかし、このいい子症候群の人も良い子に見えて悪影響を受けていたり、耐え切れずに爆発してしまうこともあるため、親が追い込んで、爆発して、初めてその実態に気付くことも珍しくありません。
そんないい子症候群の人は上手に恋愛関係を構築できないことも多いです。
その原因の一つが、毒親育ち、または親の言うことが正しいと従ってしまう考え方を持っていることにあります。
毒親育ちはもちろんのこと、親の言うことが正しいのだ、従うべきだと刷り込まれて育ってしまうことで、たとえ恋人になりたいとお付き合いの申し出を受けたとしても、「親に聞いてみなければ」といった返事を返してしまったり、お付き合いを始めたとしても毒親の影響で何もかも自分が従うべきといった極端な行動を起こすといったケースも珍しくありません。
その結果、対等な恋人としてのお付き合いを求めていた彼氏から別れを切り出されることもあるでしょう。
とにかく親や周囲の養育の影響によって、相手に従うべき、自分では決定せずに決めてもらうといった考えが浸透してしまって、対等な関係になれずに破局するといったものがあります。
「褒められたい、認められたい」が根源にある
いい子症候群の人が上手に恋愛関係を構築できない原因の中には、その人の根底に褒められたい、認められたいというものがあります。
いい子でいることで誰かに褒められ、自分の価値をようやく認識できる、認めてくれる人しか自分には興味が無いといった思い込みに近い考えを持つ人も少なくありませんので、恋人に褒めてもらい、認めてもらってはじめて自分はどうにか恋人としての立ち位置にいられるのだと勘違いすることもあるでしょう。
言動が受け身になりやすいのに、自分で考えて行動することができないことも多いので、彼氏や好きな人からのお願いを聞いて誉めてもらったり、認めてもらおうとする傾向の行動にも出やすくなります。
その結果、いいように利用されたり、負担を押し付けられたりしてひどい目に合うこともあれば、好意を持っている事を確認したうえでいろんなことをやらせたうえで付き合わない、なんてことにもなりやすいです。
いいように利用されないためにも自分で行動する、断る意見をしっかりというといった意見を伝える行動が必要なのですが、それができないからこその関係の崩壊、利用するだけの状態、そして恋愛関係へ発展しない状態になることもあります。
「いい子でいないと認められない」と無理をして生きている
いい子症候群の人は、基本的にいい子でなければならないという強い思い込みや刷り込みからくる考えによって、他の人から見る自分であったり、自分の価値がどのようにすれば生まれるのかだったり、いろんな考えを巡らせます。
なので、恋人に対してもいい子でなければ自分を認めてもらえない、恋人として認められないなら別れるしかない、そんな気持ちに追い詰められやすいです。
どんな時でもいい子でなければならない、ひどく叱られたり捨てられたりするのが嫌なら、お父さんやお母さんの時と同じようにいい子にしていればいい。
そんな思いで交際中に無理をしながらでも彼にとってのいい子であり続け、良い彼女であることを自分に課そうとするのです。
場合によっては、彼の前であれば素直になっても良いと思う女性も少なくはありません。
けれど、それまでいい子だった自分がそれを認めず、わがままを言ったり素直になったりするだけで、相手は一気に幻滅するのではないかと考えればいい子でいるしかないのです。
恋愛においても「役に立たない自分には価値がない」と思っている
いい子症候群の女性は、いい子であることを自分に課していると同時に、他の人の役に立てない自分は役立たずだと考えてしまう傾向にもあります。
恋愛は誰かのために役に立つ、彼氏のために役に立つ彼女であることが当たり前ではありません。
お互いがお互いのためになることをすることもあれば、逆に片方が片方のためになる事をした後、お返しにと言わんばかりにしてもらった方がしてくれた方へ何かをするという行動が当然の行動でもあるでしょう。
基本的に、お互いが「助かった」「ありがとう」と言い合えるような状態になるのが自然なのです。
しかし、いい子症候群の女性においては、相手にしてもらうという考えが頭からすっぽ抜けることも珍しくありません。
自分には何もいいところが無い、なら彼のために頑張らなくてはふさわしくないと考えて、彼が「別にそんなことはしなくていい」「君ばかりが頑張るのはおかしい」と言っても、そうすることでしか自分の有用性を示せないと頑なになってしまうこともあります。
そうした彼女に彼氏の方がついて行けず、別れることになるパターンもあるでしょう。
彼氏があまり良くない人であれば、何でもかんでもやってくれる事を良いことに、彼女に押し付けるべきではないものまで押し付けるなんてことを仕出かす人もいます。
お互いがお互いの為に努力し、自分だけが頑張る関係ではないことを認識できないままで過ごしてしまうせいで、恋愛関係が上手に構築できないのです。
いい子症候群の人がハマりがちな恋愛傾向
不倫など「悪い子になりたい」願望をかなえる恋愛をする
いい子症候群の女性が恋愛関係を上手く構築できない人が多いとはいっても、恋は誰だってしてしまうものです。
しかし、いい子症候群の人はその恋愛傾向においてはまりがちになるものがある程度共通しています。
その一つが、悪い子になりたい、いい子なままの自分を解き放ちたいと言わんばかりの願望をかなえる不倫などの他者から祝福されない恋愛です。
いい子であることを証明せんばかりの、親の決めた人、認めた人との恋愛ではなく、自分が好きになった人との恋愛を貫きたいと思うようになる女性の場合、いい子であることを強いられた過去、そして縛り付けられている現状を理解し、励まし、受け止めてくれる人を求めます。
そしてそうした包容力溢れ、大人の魅力がある人、そして何よりも悪い事をするという条件に当てはまるのが既婚者相手の恋になります。
既婚者だからこその包容力があり、ダメな女性、頑張り続ける女性を魅力的だと思う既婚者もいますし、妻にはない従順さに魅力を感じる既婚者もいますから、遊びの関係であればと了承する人も少なくはないのです。
ただ、女性側が本気になったり、そもそも女性側は本気のお付き合いだと思い込んでいたりすることでトラブルが発生し、関係を切られることも少なくはありません。
DVなど「この人は自分がいないと生きていけない」と他者に依存する
いい子症候群の女性が陥りやすい、嵌ってしまいやすい恋愛傾向の中にはDVなどの暴力を当たり前のように振るってくる相手との恋愛も含まれています。
こうしたDVを振るってくる、日常的に何かあれば暴力を奮ってくる男性の場合、自分一人ではダメダメな男性に見せたりすることもあれば、そもそも親密な関係になるのが向いていない暴力性を持っていたりすることもあって、他の人との関係が希薄になっているケースも少なくありません。
そして、そうしたダメなところ、一人では寂しそうなところを見せて、女性に貴方がいなければだめなんだと訴えかけることも多いです。
そして、それについ心を動かされてしまうのがいい子症候群の女性になります。
他に見る人がいないし、この人は付き合っている私が面倒見なければと義憤に駆られるような気持ちで交際を続ける人見れば、暴力があっても自分に頼ってくれる稀有な人で、自分の価値をわかってくれている人だからと依存する人もいるでしょう。
このいい子症候群の女性は特に「私がいないと」と思ってしまう傾向にある人が多いのもあって、依存的な恋愛に陥り、周りからの忠告や心配しての言葉も届かず、被害が甚大になってからようやく別れを意識する人も多いです。
モラハラな彼に「彼の言うとおりにしたら褒めてもらえる」と認められた感覚を覚えてしまう
いい子症候群の女性にありがちな恋愛傾向の中には、モラハラ彼氏に認められた感覚を覚えてしまい、離れられなくなるといったものもあります。
実のところ、モラハラに関してはいい子症候群になってしまっている女性が歩んできた過程に合致する可能性が高いものも多いです。
例えばあからさまな無視、悪い事をしているわけでもないのに飛んでくる暴言などに関しては、ちょっと成績が悪くなったことで暴言を吐く両親であったり、期待に応えられない子供を無視して反省したと思ったところでようやく元の対応に戻る両親などであれば、彼氏の対応がそのまま同じものになっていきます。
なので、悪い事をしているわけではないのに、男性側のいびつな高学歴などによる特権意識やプライドの高さ、コンプレックスからくる偏った考え方などからひどいことをされてしまう女性もいるのです。
けれども時折褒めてもらえたり、相手の言うとおりに従って動くことで誉められることで、ひどいことをされるのは悪い事をしているからであり、褒められるのは認められているからだという認識を持ってしまいます。
その結果、離れたほうがいいのに離れられない、そんな関係性を築いてしまうのです。
優しい人や良い人に巡り合っても自己肯定感が低くて別れを選ぼうとする
いい子症候群の女性がはまりやすい恋愛傾向の中には、自信が持てなくて別れを選ぼうとしてしまうといったものもあげられます。
いい子症候群の女性だとしても、必ずしも嫌な人に巡り合うわけではありません。
むしろ、いい子であろうとする女性を守りたい、どうにか自分が支えてあげたいと思う気持ちから交際を申し込む人も珍しくないのです。
最初のうちは心配の方が好意を上回っていたとしても、徐々にその人への好意の方が上回り、どうにか周りに従うだけの状態を改善していきたいと思って、支えようとしてくれる人も確かにいます。
けれど、そんな良くしてくれる男性と知り合えたとしても、女性の方がその交際をしている自身を肯定できないと別れ話を何度も切り出してしまう、そんな恋愛傾向になってしまうのです。
その結果、自分が支えようとしても彼女はそれを受け取ってくれない、過剰な自己肯定感の低さによってどれだけ自分が努力しても無駄に終わってしまうと男性が感じてしまい、最後には本当に別れを受け入れてしまいます。
良い人と巡り合えても、その良い人が自分には不相応であると感じたり、こんな自分とどうして付き合おうと思ったのかと疑心暗鬼になってしまうのも、いい子症候群の女性の恋愛傾向にはありがちです。
いい子症候群チェックで自分の恋愛や行動を見直して
空気を読み過ぎて先読みした行動をしがち
いい子症候群というのは本人も親も全く気付かず、追い詰められて初めて発覚するというのは珍しくありません。
そんないい子症候群が自分に当てはまっているのかどうか、一度チェックしてみましょう。
簡単な行動や恋愛に対する思いや考え方に関してチェックしていき、自分がいい子症候群の可能性が高いのか、見極めてみてください。
そのチェック項目の1つ目は、空気を読みすぎて先読みした行動をしがちであるといったことです。
いい子症候群の人は、自己決定する感覚が薄く、何でも誰かに決めてもらって動く代わりに、空気を読んで先読みをし、ある程度先に色んなことを準備しておこうと気を回すことに長けている人が多い傾向にあります。
ただ、あまりにも空気を読んで先読みしたとしても、先読みしすぎたり、その行動は今しなくてもいいのにと思われることもしばしばありますが、サポートに適した動きは確かにできるのです。
自分の行動を見返してみて、何か決まった時や空気的に準備物が必要かもと思った時にさっと動くようなことが多い人はいい子症候群の可能性があります。
仕事を休むことは悪い事
いい子症候群であるかのチェック項目の一つは、仕事を休むことは悪い事だと認識しているかといった事があげられます。
基本的に仕事を休むというのは責められる事ではありません。
貯まっている有休を消費するのは会社の方からもお願いされることもありますし、そもそも使うのは有休を所有しているのであればそれは当然の権利でもあります。
仕事の忙しさの兼ね合いや引継ぎ、急ぎの案件などには気を配る必要はありますが、別段休んでも文句のない季節なら順番に有休をとることもあるでしょう。
また、体調不良や家族の不幸、法事といったどうしても外せない時の休みにおいても責められる所以はありません。
仕事などに穴が開くとしても仕方のないことだと誰もが分かっています。
また、家族に不幸があった時などは迅速に連絡されますし、既定の日数休んでも問題ないと会社に示されているところもあるでしょう。
法事などであれば事前に休みの申告をしていることがほとんどなので、誰もが休んで大丈夫な状態にしてくれています。
けれど、そうしたどうしようもない休み、取るべき休みに関しても「仕事を休むなんて悪い事」と思ってしまうのであれば、あなたはいい子症候群の可能性があります。
職場では失敗したくないから指示を待つことが多い
いい子症候群かをチェックする時に思い浮かべてほしい日頃の行動では、職場での貴方の指示待ちの回数や、行動する前に必ず指示をもらおうとするかどうかといった点が重要になってきます。
職場での仕事が重要なものでも、そうでないものであったとしても誰だって失敗するのは嫌ですよね。
失敗して怒られるのはもちろん、重要な仕事での失敗等、自分が死んでしまいたい位に落ち込んで嫌になってしまうなんてこともあり得るでしょう。
でも、それでも失敗してもいいからと動く人もいれば、逆に手酷い失敗をしても諦めずに動いてみようと思う人も中にはいるものです。
こうした人たちはいい子症候群ではなく、自分の意思ありきで動くことができる人ですので、手酷い失敗をしても「こう動いた方がいいだろう」と動ける人はここで除外されます。
逆に失敗自体が怖くて動けない、誰かに指示を出してもらって自分の責任ではなく誰かの責任になる事を確認したり、どう動けば正解なのかがそもそも分からないからぼーっと立つようにして指示を待っていることが多い人は要注意です。
自主性が足りないだけだったり、責任ある立場が嫌なだけだったりする可能性もありますが、自主的に動かない時点でいい子症候群の可能性は秘められています。
自分の本心や感情がよくわからない
いい子症候群かどうか、自分をチェックしようと思った場合、実は重要なポイントになるのが、自分の本心や感情に関して理解できているかどうかです。
感情に関してはもちろんの事、本心でその時の行動や言動を行ったのかをはっきりと理解できているかどうかはかなり大きな問題です。
理解できていて、思い返した時の行動や言動の本心、感情がきちんと伴ったものであると自分で言い張れるのであれば全く問題ありません。
けれど、その時々の行動に関しての感情や本心が良く分かっていない、その時の行動や言葉に感情が込められたりしていない、込められた感情が自分でよくわかっていないのであれば、いい子症候群の可能性が高くなります。
いい子症候群の人はその時々の行動に対して、嫌だなとか怒られるのは怖いから仕方ない、といったあきらめの感情や恐怖の感情を抱くことも間々ありますが、それ以上に指示されたからといった無感情な状態になる事も多いです。
また、指示されたことを忠実に行うことからも本心が分からないまま行動に移すことや、本心とは違うがやらなければならないと強く感じて行動に起こすこともあります。
なので、本心が分からない、感情が理解できていないといっただけでなく、ストレスを感じるほど負の感情を抱えている場合は要注意になります。
人にものを頼むのが苦手
いい子症候群かどうかチェックする際に思い返してみてほしいのが、あなたが他の人に何かを頼むことがきちんとできる人かどうかといった点です。
いい子症候群ではない人は、自分でできるところまでは頑張りますが、自分ではどうしてもできない所や、手が足りないと思ったときには素直に他の人に仕事を頼むことができます。
言い方などがちょっと悪い人もいるかもしれませんが、それでも自分ができる範囲であったり、得意分野だったりをちゃんと把握して、他の人にお願いすることもできるのです。
けれど、いい子症候群の場合は頼まれたものすべて、振り分けられたものすべてを一人でこなさなければならないという思い込みから、他の人に頼むことができないケースが後を絶ちません。
他の人に回した方が良いのだろうけれど、自分でやれないといけない、他の人に頼んでも断られたら怖い、そんな気持ちの方が上回ってしまって、他の人に頼んで引き受けてもらうということができないのです。
人間関係や恋愛においていつも「嫌われたらどうしよう」と思う
いい子症候群かどうかをチェックする際には、自分が人間関係を新しく構築したり、恋愛沙汰に発展したときに相手に対していつもどう思っているのかを考えてみましょう。
人間関係を新しく構築する、新しく恋人としてお付き合いするといった人間関係の構築は、最初のうちはどんなことが好きなのか、どんな人なのかといったことを気にしたり、相手に嫌われないように気を付けようと行ったことに気持ちが向きます。
なので、嫌われたくない気持ちはほどほどに、どうすれば好かれるのかといったことに気持ちが強く向いていく人の方が多いでしょう。
例え嫌われたくないなと思ったとしても、そこまで深刻なものには考えたりしなかったり、深刻に考える時には何かトラブルがあった時というのが通例です。
けれど、いい子症候群の人の場合はこの嫌われたくないという思いが最初からかなり強い状態で現れます。
知り合っていい人だと思ったり、想いを寄せ始めたりした時点で即座に頭に浮かぶのが、この人に嫌われたどうしようといった感じで、最初から相手に嫌われるのが嫌だ、嫌われたくないといった気持ちが強くなるのです。
この嫌われたくない思いが最初から強かったり、ネガティブな考えが最初に浮かんできたりする場合は注意が必要になります。

いい子症候群は爆発するとどうなるの?恋愛では負の感情のまま動こうとする
悪い子になりたくて不倫に走る
いい子症候群かどうかチェックしたところで、次はいい子症候群が爆発してしまうと恋愛面ではどのような行動に移り始めるのか、それを見ていきましょう。
いい子症候群の人でも、いい子でいることに疲れ果てた結果爆発してしまうことも珍しくありません。
これ以上いい子でいるのは止める、と言わんばかりに色んな所で爆発し、暴走してしまうことも実はそう珍しい事ではないのです。
そんな時、爆発後の恋愛において、いい子症候群の人の中には悪い子になりたい一心で不倫に走る傾向にある人もいます。
もういい子でいたくないから、いっそのこととんでもないことをしてやろうと思う気持ちから許されないことをしてやると考えて行動を起こすのです。
不倫も一夜限りのものから、前から声を掛けられていたもののさすがにお断りしていた人からの誘いを受けるといったものまで幅広いものがあります。
けれど、そんなそれまで嫌煙していた誘いに乗ってしまう程、自暴自棄になって自分のことなんてもうどうでもいいと思ってしまう様な行動に出てしまうこともありますので、場合によっては後悔する様なひどい状態に陥る可能性もあるでしょう。
感情コントロールが上手にできずに彼に全てぶつけてしまう
いい子症候群の人が色んなストレスやいい子で居続ける状態に耐え切れず、爆発してしまった場合、すでにお付き合いしている恋人がいる場合はその恋人にすべてぶつけてしまうようなこともあります。
それまで自分が無意識であっても、親からのプレッシャーや周りから嫌われたくない一心でいろんなことを我慢し、長年いろんなことを溜め続けた結果、自分でも感情のコントロールができない程に乱れるのです。
そしてそれは今交際している彼氏に対してもぶつけられ、彼氏の理解度であったり、彼女の育ち方や本質などにある程度察しがついていたりしない限りはひどい喧嘩に発展することもあり得ます。
すでにある程度彼女がどういう人間で、どんな風に考えているのかといったことからいい子症候群という名前は出なくてもどんな人なのか察せているのであれば、今までの我慢が決壊し、ようやく吐き出せたんだと安心できる部分もあるでしょう。
しかし、そうした察することができていない、理解できていない彼氏の場合は唐突に彼女が暴発して怒りだし、自分にも当たり始めたと考えるのもあって怒りの方がまず最初に出てくる人が多いです。
うつ病になりやすい
いい子症候群の女性が爆発してしまった場合、恋愛においてはうつ病になりやすい傾向も抱えています。
これは恋愛が関わっていなくてもその可能性は抱えているのですが、恋愛においては彼氏が自分を好きだなんてありえないといった、交際における喜びや気分の上昇が消え、不安な気持ちや思い込みが強くなっていくなど、個人によって色んな症状が出始めます。
会社での不安やストレスが重なってくると、不眠の症状なども合わさってひどく虚脱感のある状態に陥るケースも珍しくありません。
なので、疲れが取れない、ひどく嫌な気分が続く等、体調などは別に悪くないのに症状が続き、仕事や恋愛にも支障を出す場合はうつ病である可能性も高いです。
彼女自身は認めないこともあるかもしれませんが、彼氏の方が何か病気などを疑って病院に行こうと言ってくれたときには、その優しさに甘えて素直に行っておくと良いでしょう。
大丈夫だからと言いながら彼氏に当たる、彼氏を蔑ろにするような事態に陥ると彼の方も別れを考えるようになってしまいます。
自己肯定感が低いせいで自分を大切にできない、相手にとって都合の良い関係を繰り返す
いい子症候群の女性が爆発してしまった場合、それでも彼女は自己肯定感がどうしても低い状態が続いてしまいます。
そのため、自分なんてどうなっても構わないと思ってしまい、自分を大切にできなくなるだけでなく、モラハラやDVの気がある彼氏である場合は相手にとって都合の良い関係を築かれてしまう、繰り返してしまうなんてことにもなりやすいです。
不倫相手に言いように使われる、どうなっても構わないと抵抗していた暴力などを無防備に受けるなど、女性にとってひどくつらいはずなのに、自分のことなんてどうでもいいと言わんばかりの自暴自棄に走ってしまうのです。
特に不倫などの褒められた恋愛をしていない場合や、その手の誘いを受けている場合、こんな自分なんてという思い込みの自己肯定感の低さによって、相手にとって都合の良い、使い捨てのような関係を結んでしまうことを何度も繰り返す羽目になる女性もいます。
彼氏がいて、その人が彼女をちゃんと支えてくれる人であれば問題ないのですが、そういう彼氏ではない、または爆発したことをきっかけに大事にしてくれなくなった等、関係の悪化に大きく影響する可能性もあるほど、いい子症候群の爆発はとても大きなものなのです。
彼氏に大事にされていないと思ったときにはこちらの記事も参考にしてみてください。
彼氏に大事にされていない時の対処法やいざという時には別れようと思うきっかけになってくれるはずです。
いい子症候群の治し方を知ってハッピーな恋愛をしよう
自分を認める、いい子でいた自分を褒める
いい子症候群の恋愛観、恋愛傾向などいろんな面を見てきましたが、どれもこれも悪い方向に行ってしまう可能性が高いことを示していて、自分がいい子症候群かもしれないと思う女性はどうにか直したいと思いますよね。
なるべく改善して、そのうえで幸せな恋愛をして結婚するなど、自分なりの人生を歩んでいきたいと思う人であれば、余計にその気持ちは強くなっていくでしょう。
そんないい子症候群の治し方、改善方法はいくつかありますが、そのうちの一つにはいい子でいた自分を褒める、自分を認めるといったものがあります。
これまでいい子症候群とは知らずに、その言葉を知っている人やこうした記事をもとに名前を知り、初めていろんなことを我慢してきたり、他の人からのプレッシャーや圧力に耐えてきたと知った人も多いでしょう。
理解した瞬間、あなたの心に芽生えるのはもしかすると、理不尽な要求とプレッシャーをかけてきた両親や周りの人への怒りかもしれないし、自暴自棄になるほどのストレスかもしれません。
でも、その前に、またはその怒りや自暴自棄が少し落ち着いた時にあなた自身を認めてあげましょう。
それまでずっといい子として他の人の意見を優先し、イエスマン同然に言うことを聞くなんて、すごく大変なことです。
言いたいことも言えずに我慢し続けてきた、あなたはとても我慢強い人なのです。
その我慢や他の人を優先する優しさからくる気持ち、その二つを持ち合わせた自分は良い所がある人間だときちんと認め、そしてこれまでずっと他人のプレッシャーや理想を背負ってきた自分を褒めてあげてください。
その行動こそが、治すために必要な自己肯定感を高める一歩になります。
親子関係に向き合い、本当は自分がどうしたかったか明確にする
いい子症候群を治す、改善するための方法の一つには親子関係に向き合うといったもの、そしてその場で本当は自分がどうしたかったかを明確にするといったものがあります。
いい子症候群の人は基本的に親が示している方向性に従って、勉強や運動、習い事をしていることも多く、進学する学校を定めるのは普通にあり、どういう子と友達になっておくべきかなどを示すことも珍しくありません。
そして、そのコースから外れてしまった子供に対し、ひどく辛辣に当たることもあるのが現実なのです。
けれど、こうしたいろんなことを強制するように定めてくる親の中には、自分が成し遂げられなかった理想を子供に成し遂げてもらう、または自分が誇れる子供が欲しくてそうした道に固定している人と、子供が将来苦労しないようにとにかく子供の有利になるものをステータスにするために定める人に分かれます。
親との会話の中で、自分にあれこれ指定してきて縛ってきたのはどうしてなのかを聞いた時、貴方の為という言葉が出てくるでしょうが、その他の言葉の中に親の本心を見つけましょう。
本当にあなたのためを思っての行動であるのであれば、親自身の苦労話や経験から子供に苦労してほしくないから、とにかく幸せになるためにはそれなりのステータスが必要だと思ったからという言葉が出てくるでしょう。
そうでないのであれば、こうした話を続けようとする時点で怒り始めたり、自分の言うことを聞けと再び言ってくるはずです。
ただ、それに負けずに自分が本当はどうしたかったのか、これからどうしたいのかをはっきりと表明しましょう。
この親への意識表明と親の手から離れることが、あなたの自己決定を強く持つための一歩になります。
自分の本音や感情にフォーカスを当てる
いい子症候群を治すためには、自分の本音や感情を良く知る必要がありますから、その点にフォーカスを当ててよく見てみるというのも必要です。
自分が本当はどうしたかったのか、あの時何も考えなかったけど無意識に思ったことや感じた事は無いか、そんなことに焦点を当てて考えてみるのです。
それまで自分が押し込めていた感情や本音には、あなたの本心や本当にやりたいこと、やってみたいことへのヒントが含まれています。
本音を深く知る事、感情をもう一度確認してみることで自分がどんなことが好きで、どんなことが嫌いなのか、もう一度確認してみるのです。
再確認して、本当はこう言いたかった、こう動きたかった、仕事はこういうものに興味があった、そんな他愛もないけれど大きなものを見つけ出すだけで、あなたのこれからをよく考えるきっかけにもなるでしょう。
何も遅いことはないのですから、これからあなたの叶えたいことを、やってみたいと思うことをやっても問題ないと頭に入れておきましょう。
自分の希望は自分で叶えたらいいというマインドを持つ
いい子症候群を治すときには、自分の希望を自分で叶えたらいいと思うことも大切です。
あなたはこれまで、自分の希望を言っても叶わなかった、またはその希望を誰かに叶えてもらっていたことがほとんどで、自分でどうにか叶えようとは決して思わなかったでしょう。
誰かに聞いて、いい子である自分に見合うもの、またはそのいい子の範疇から出ないものを親に叶えてもらっていた、またはどうにかお願いしますと伝えても叶えてもらえなかった過去があるのなら、もうこれからはあなたの力で叶えていけばいいのだと考えてください。
仕事をしていて、相応に貯蓄もあるのなら多少の贅沢だって大丈夫なはずです。
自分で叶えたいとおもったなら自分で叶えてみようと行動する、それだけでもいい子症候群から大きく脱却できるようになります。
「嫌い」を言葉に出してみる
いい子症候群を治すためのポイントになるのが、嫌いという言葉です。
いい子であるからこそ、誰かに対して「嫌い」と言ったことがない、またはその言葉を飲み込んで八方美人な対応ばかりだったのであれば、その言葉を口にするだけでも大きく違ってきます。
また、嫌いと言葉にしてみるのは別に人に対してだけに限定する事はありません。
食べ物だったり、芸能人だったり、本や音楽、いろんなものに対してで構わないのです。
だからこそ、自分が嫌だ、嫌いだと思ったものにぽつりとこぼすようにで構わないので嫌いの言葉を出してみましょう。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス「いい子症候群は自分の感情や本音と向き合うことで改善できる」
あの子のため、自分のため、いろんな言い訳をするでしょうが、それでもその症候群にある人が暴走する、爆発するといったことを引き起こしてはじめて明らかになることもあり、親の方も後悔することも珍しくありません。
ずっといい子であったあなたは、これまで感情や本音を抑制して育てられ、生きてきたと言っても過言ではない状態です。
だからこそ、自分のことを認め、本音と感情と向き合うことで初めて改善の兆しが出始めてくると知っておきましょう。
頑張り続けたあなたを、今こそ認めてあげてください。
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