










目次
失恋うつで苦しんでいるあなたに知ってほしいこと
失恋の痛みは決して例えではない。体の痛みと同じ
恋愛するということは、他の何にも代えがたいほど特別なことです。
普段は人に見せない自分の心の深いところまでさらけ出し、繋がり合い、他の誰とも過ごせないお互いだけに許された時間を共有します。
それは言い換えれば、お互いの人間性そのものを互いに必要とし合うことで成立する関係です。
失恋とはこうした関係を失う経験です。
つまり自分という人間をまるごと見せてきた相手から「もう必要ないよ」と言われてしまうのと同じですから、失恋して心が傷まない訳がありません。
この心が受けるダメージについては様々な研究がなされていて、脳が受け取る痛みは体が怪我をした時のものとほとんど同じだという結果が出ています。
血が流れ出ているのは見えなくても、失恋で傷ついた心からはあなたらしさや前向きな気持ちがどんどん失われていき、やがてすっかりふさぎ込んでしまい、失恋うつに繋がります。
周りは分かってくれないことがほとんど。工夫して伝えよう
失恋で受けた痛みがどれほど辛いものでも、なかなかその実態を理解してくれる人というのはいないものです。
外側からは見えない傷ですから、いくら辛い、苦しいんだと訴えても分かってくれなかったり、人によっては「甘えなんじゃないの?」と酷いことを平気で言ってきたりもします。
特に社会人になってからは失恋が原因で仕事を休むことを良しとしない風潮が強く、その程度で休むなんて…とマイナスの査定に繋がってしまうことすらあります。
とはいえ、失恋した本人にとっては息をするのも苦しい状況ですから、仕事どころではないという日だってもちろんあるでしょう。
そうした時は失恋うつであるということやその辛さを分かってもらおうと無理に説得せず、相手が受け止めやすい表現をするようにしてください。
具体的にどんな症状が出ているのか、会社に行っても何ができない恐れがあるのかを説明し、休むことの妥当性が伝わるように連絡するのです。
失恋うつ状態の時は「分かってもらえない」と更にダメージを受ける状況をできる限り回避したいもの。
その意味で、例え本当のことは分かってもらえなくても、休息を取りやすい状況を作るのを最優先してください。
我慢したり傷を隠すのは逆効果
失恋で受けた傷を「恥ずかしい」「大人なんだし乗り越えるもの」と我慢したり、周りに気付かれないよう隠そうとしてしまう人がいます。
ただ、これは失恋うつを回復させるのに逆効果になってしまいます。
辛いことを辛くないと装ってごまかすのは、自分の心が送っているシグナルを無視するのと同じです。
自分が辛いのがいけないんだ、おかしいんだという考え方に無意識に陥ってしまい、恋愛とも結びつけて「振られた自分がダメなんだ」という価値観が形作られていきます。
そうなると自分のSOSに気づきにくくなるばかりか、自己評価が低くなることで今後の恋愛や社会生活がうまくいかなくなっていってしまいます。
その結果環境や新しい男性との恋愛に適応できなくなる適応障害の症状が出るなど、さらに人生でつまづきやすくなってしまうのです。
周りにいる人たちはあなた本人ではありませんから、あなたがどれだけ苦しいのかを100%理解することはできません。
自分からのSOSに気づけるのはあなただけなので、辛い時は我慢せずにゆっくり自分のための時間を取るようにしましょう。
失恋うつ病を発症しやすいのはこんな特徴のある人
頑張り屋
何事も頑張る人はどうしても無理しがちです。
無理するクセが恋愛でも出てしまうと失恋うつ病を発症しやすくなります。
「もっとやらないといけない」という考えで自分自身を追い込み、時にはオーバーヒートするまで頑張ってしまうこともあります。
努力できることは1つの才能ですが、努力は自分を裏切らないとばかりに頑張ることだけに頼りすぎてしまうと、頑張っても成果が出なかった時一気に燃え尽きてしまいます。
恋愛においても良い彼女でいるための努力を重ね、頑張ったのに振られてしまった…となったら頑張った分だけ心はショックを受けます。
そのショックが元で恋愛うつに陥ってしまうのです。
相談するのが下手・苦手
人に相談したり頼ったり、助けを求めたりするのが苦手だという特徴を持つ人は、恋愛うつになりやすいと言われています。
他人に相談するのは恥ずかしいことだという考えがある、人様に迷惑を掛けてはいけないという真面目さがある方は要注意です。
人を頼れない人は他人の新鮮な考え方や価値観が入ってこないため、間違いに気づきにくかったり悩みを解決するまでに時間が掛かったりしがちです。
そのため彼の気持ちを間違って理解したまま引き返せないところまで行き着いてしまったり、本来なら簡単に解決できる喧嘩を長引かせたりして別れてしまうことが多いです。
本人としてはよくよく考えて対応していたのに結果うまくいかず、気持ちががくんと落ち込んでしまって失恋うつになるのです。
親や家族に愛されなかった
自分の親や家族からの愛情を十分に受けられなかった、適切な時期に愛情を受けられなかった人は恋愛うつを発症しやすいです。
その理由は恋愛に依存しやすい傾向を持っていたり、見捨てられる不安が異常に強かったりするためです。
彼との距離感を適切に掴むのが難しく、心の距離が近すぎて彼が人生の全てになってしまう、または彼を失いたくないあまり支配しようとしてしまう様子が見られます。
そうなると彼としては負担に感じ、別れを選んでしまいますから、振られた側は愛することを頑張れば頑張るほど恋人が離れていくと大きなショックを感じてしまいます。
そんな自分には価値がないんだと思いこんでしまい、気持ちが落ち込んでうつに繋がります。
完璧主義
何事も完璧にやらないと気が済まないのが特徴の女性も失恋うつに陥りやすいです。
自分はパーフェクトだという自信がありますし、そのプライドを裏付けする努力をオンでもオフでもしていると自負しています。
だから評価されて当然、という思いがあり、恋愛がうまくいかないと自分が女性やパートナーとして評価されていないことにひどく傷ついてしまいます。
どうして!?と相手に納得いかない気持ちをぶつけたりもしやすいタイプですが、これも相手に評価を委ねている一種の依存です。
プライドが傷つくことで失恋うつの症状を発症するようになります。
恋人に尽くすタイプ
恋人のためならなんでもやってあげたい、全て世話や面倒を見てあげたいと尽くす女性は失恋うつ病と隣合わせです。
まるで母親のように彼氏の面倒を見て、必要とされていることを嬉しく感じ、自分の存在価値さえもそこに見出します。
だからこそ恋人を失った時の喪失感は相当に大きく、胸に大きな穴が空いたように感じてしまいます。
その喪失感や虚無感から無気力になってしまい、そのままうつ病へと進行してしまうケースが多く見られます。
時には、うつに陥らないために別れた後も彼に尽くしてしまう女性さえいます。
別れた後も家事を手伝ったり、頼まれれば金銭的にサポートするような行動がこれに当たります。
彼を失う苦しさに耐えきれないとそういう行動に出がちですが、この行動の先にあるのは都合のいい関係であって、本命彼女としての復縁ではありません。
別れたままの状態で彼に執着してもゆくゆくは辛くなってしまうだけですから、そのことからは目をそらさないようにするのが肝心です。
失恋うつの症状
眠れない・常に眠気がある
夜ベッドに入っても眠れずに朝を迎えてしまったり、反対に日中眠気に襲われてなかなか目の前のことに集中できなかったり…という症状がある場合、失恋うつの可能性があります。
うつになると自律神経をうまくコントロールできなくなるため、睡眠や食欲などの身体活動が乱れがちになります。
失恋うつ自体は精神的な疾患ですが、精神疾患は多くの場合体にも影響を及ぼしますから、「気持ちの問題だし」と我慢してしまうのはよくありません。
寝れずに辛い日が続く場合はお医者さんやお薬を頼ることも視野に入れましょう。
訳もなく涙が出てくる
心が傷ついているため、そこから辛い感情が溢れ出し、何てことないタイミングで涙が溢れてしまうことがあります。
特に彼のことを考えていた訳ではなく、苦しいと実感している訳でもないのに涙が出てくるなら失恋うつを疑うべきです。
心がうまく1つにまとまっておらず、自衛の意味でも辛い気持ちを感じにくくなっている可能性があります。
趣味を楽しめなくなる
前は映画を観にいったり美味しいものを食べに出かけるなどの趣味があったのに、最近そういうことをしたいという欲求が全く湧かない…と感じているなら失恋うつの可能性があります。
うつになると気持ちが楽しいことに反応しなくなり、無感動になることが報告されています。
前は楽しかったことに興味を持てなくなったり、楽しい・嬉しいという気持ちを感じにくくなっていると感じたら注意しましょう。
イライラしたり人に当たりやすくなる
ちょっとしたことですぐにイライラしてしまったり、前より怒りやすくなった気がする…そんな場合も心が抑うつ状態である可能性があります。
特に失恋したことが納得できていなかったり、元カレに何か疑問を感じていたりすると、その解決できないモヤモヤから心がイライラしてしまうことが多いです。
「前はこんな小さなことで怒らなかったのに…」
「どうしてあんなことであれほど怒ってしまったんだろう…」
このような反省や後悔を日常的に感じるなら、うつであるかもしれないと疑ってみると良いです。
元彼のことが頭から離れない
このケースはふとした時によく彼を思い出してしまうということではなく、何をしている時もずっと彼のことが頭にある、というものです。
目の前にやるべきことがあっても彼のことが離れない、朝起きてから夜寝るまでずっと彼のことが頭にある、という場合は心のバランスが崩れている可能性があります。
そのままの状態が続いてしまうと気持ちが疲れてしまい、色々な症状を併発してしまう恐れもあります。
早めに心の状態を専門家にチェックしてもらいましょう。

失恋うつを克服し復縁するためにやること
自分自身の理解者になる
失恋うつを乗り越えて彼との復縁を果たしたいと考えた時、まず目が向くのは彼についてだと思います。
彼の気持ちをなんとか変えたい、どう接して何をLINEして、どんな話をすればいいのかと考えがちです。
しかし、自分自身の準備ができていないうちにそういったことを考えたり実行したとしても、決していい結果は得られません。
失恋うつかもしれないとなれば尚更です。
まずは自分の心を見つめ、うつ状態を抜け出すのが先決です。
そのためにはとにかく自分を1つ残らず受け止め、肯定してあげることです。
自分は何も悪くない、このままの自分で良いんだと認めてあげましょう。
別れを経験した女性は自分のことを否定しがちですから、その考えが出てきた時はすぐに追い払ってください。
あくまで自分に「あなたは大丈夫」と語りかけてあげるのです。
この時、自分へ語りかけるのだからといって「自分は〜」と考えず、誰かに語りかけるように「あなたは〜」と考えるとより効果的です。
辛いよね、苦しいよね、と自らを理解してあげることにより、気持ちが落ち着いたり前を向きやすくなる効果があります。
誰かのものさしで自分を測らない
もし、あなたが「周りから見て今の私はおかしい」と感じていたり「他の人はもっとちゃんと乗り越えているのに」と考えているなら、今すぐ止めましょう。
人のものさしや常識をベースに自分のことを測ってしまうと、本当に自分が掴みたい幸せは何なのかわかりにくくなってしまいます。
自分の幸せがわからないままでは、彼との復縁を求めても「どんな付き合いをしたいのか」がはっきりしないため、彼から見て力のないアプローチになってしまいます。
自分はどんな時間を彼と過ごしたいのか、そこを明らかにするとその更に奥に見えてくるのはどうして彼が良いのかです。
彼でなければダメな理由が明確であれば、彼も元サヤに戻る意義を感じてくれやすいです。
人のものさしに当てはめて考えず、あくまで自分の尺度で幸せなことや辛いことをはっきりさせておきましょう。
あまり未来のことを考えない
彼とやり直せたらどんな風に付き合っていきたいかを考えるのは大切なことですが、だからと言ってあまりにも未来のことばかり考えるのはおすすめできません。
失恋うつを克服して彼とよりを戻すためには、まず今この時のことをしっかり見つめる必要があります。
未来のことを考え過ぎると「私、このままで彼と結婚したり子供を産んだりできるのかな…」と不安になりやすく、また小さな幸せに目が向きにくくなってしまいます。
その考えがあると抑うつ状態から抜け出しにくく、結果として彼に戻ってきてもらうのが難しくなってしまいます。
未来に目を向けるのは心のエネルギーも消費しますから、心が落ち着くまでは一旦今現在や近い未来(明日、1週間後など)に意識を集中するようにしましょう。
「彼を失った」という考えを捨てる
失恋うつを発症してしまうほど辛く苦しいのは、「私は彼を失ったんだ…」という考えがあるからだと思います。
理由はどうあれもう自分の傍に彼はいない、この事実を感じ続けるほど心は元気を無くし、辛い状態から抜け出しにくくなってしまいます。
そこで意識してほしいのが、彼を失ったとは考えないようにすることです。
別れという事実は起きてしまいましたが、付き合っている時も今も変わらずあなたの心の中に彼の存在は大きくあるはずです。
胸の中を覗けばいつでも彼がいて、これまでのお付き合いや楽しかった思い出を思い出すことができるでしょう。
物理的な彼との距離ではなく、あなたの心の中の彼に目を向ければ、失ってないどいないですしより一層存在感を増していることが感じられると思います。
自分の中に今も変わらず彼がいることを感じて気持ちを立て直すより所にし、ポジティブに復縁活動をするための心の準備をしましょう。
自分が笑顔になれることは何かを考える
あなたが笑顔になれることは何でしょうか?
それをはっきりさせ、実行し、実際に笑顔を増やしていくことが彼との復縁に繋がります。
そもそも復縁とは彼にもう一度あなたという女性を好きになってもらうための道です。
ふさぎ込んでいる姿は同情を誘うことはあっても「好きだなぁ」という感情を引き出すきっかけにはなりにくいです。
それよりも笑顔を取り戻して自分らしく毎日を楽しんでいるあなたの姿のほうがよっぽど強く彼を引きつけます。
そのためにも自分の笑顔をどうやって生み出すのか、その方法やきっかけをしっかり思い出しましょう。
失恋うつで辛いあなたの心が回復する考え方や言葉
彼に愛されていようとそうでなかろうと、あなたには変わらない価値がある
失恋うつを患ってしまう理由の多くが、自分の存在価値を見失うことです。
恋愛がうまくいかず、それ以外の仕事や自分を取り巻く環境も順調とは言えない。
そんな時「自分には何の価値も取り柄もないな…」と思ってしまうと、人は絶望感に苛まれて張り詰めていたものが切れてしまうものです。
ましてや彼だけは自分を見放さない、自分の苦しさを分かってくれると思いながら付き合っていたとすれば、とても大きな支えになっていたはずです。
その支えがなくなってしまったのですから、這い上がるための材料が何1つなくなってしまいうつに陥るのは無理もありません。
しかし、人の価値は何かに寄りかかってしか証明できないような不確かなものではありません。
あなたがそこにいること、その事自体に揺るぎない価値があるのです。
何を持っていようと、何を失くそうと、その価値に変わりはありません。
そこに存在しているだけであなたは素晴らしいのです。
その事をまずしっかり認識してください。
そうすればおのずと心は楽になり、彼から見ても周りから見ても魅力的な女性になっていけます。
自分には何者にも揺るがされることのない価値があるのを忘れないようにしてください。
目の前の小さな幸せを見つけてみよう
あなたが今日1日を過ごしてみて見つけた幸せには、どんなものがありますか?
失恋うつかもしれないほど心が落ち込んでいるのですから、そう言われてもなかなか思い出せるようなものはないかもしれません。
でも、今日あなたが通り過ぎてきた時間や場所の中に、何か1つは小さな幸せがあったはずです。
本当に些細なもので構いません。
例えば「空を見上げたらハートの形の雲が浮いていた」「お昼に食べたお弁当が美味しかった」くらいのことで良いのです。
幸せや楽しいことにまず気づける心、次に幸せなものに触れたという実感を積み重ねていくことがとても大切です。
日頃の小さな幸せに気付ける能力があってこそ、もっと大きい幸せを素直に受け止められるようになるのです。
反対に幸せなことを受け止められる力が弱いと、どんなに彼から愛してもらってもその気持ちを信じきれなかったり、小さなことやありもしないことで疑ってしまったりするものです。
そんなお付き合いを彼は楽しめませんから、そういう状況に飛び込んでやり直そうともなかなか思えません。
彼が与えてくれる幸せに気づける能力を高めるためにも、日頃の幸せ探しは癖付けておくと良いでしょう。
「幸せ」には確かな形なんてない
幸せには、これといった形がありません。
あなたが今求めているのは失恋うつを乗り越えて彼と復縁することかもしれませんが、その願いは実は本当にあなたが欲しいものではないことに気づいているでしょうか。
本当の幸せは『うつを乗り越えて経験すること』『復縁して経験すること』の中にあります。
朝笑顔で出勤したら、同僚の彼が元気すぎる「おはよう」に思わず笑ったり。
もう一度カップルになれた彼が隣で寝ているのを見て気持ちがほっこりしたり。
そんな経験こそが本当に求めている幸せの中身だと言えるでしょう。
形や関係性にこだわり過ぎると、本当に求めているこうした幸せの中身を見失って、「私なんでこんなに頑張ってるんだっけ?」と虚しい気持ちになることがよくあります。
そんなことを繰り返しているとなかなか失恋うつの状態から抜け出せませんし、彼とのよりを戻すのも難しくなってしまいます。
彼とは復縁できていなくても、何らかの形で彼にまつわる幸せを感じたら、その感覚はぜひ大切にしてください。
あまり形に囚われず、本当に手に入れたい幸せを見つけるようにしましょう。
五感を刺激することであなたらしさを取り戻せる
視覚・味覚・聴覚・触覚・嗅覚をいわゆる五感と言います。
五感はとても原始的な感覚であり、これらの感覚を感じたことで生まれる気持ちはあなたの根本を形づくる人格であると言えます。
例えば旅行に出かけたとして、その地域には綺麗な森があったとしましょう。
あなたはそこへ森林浴に出かけ、木々の匂いや鳥の声、きらきらと輝く木漏れ日に心地よさを感じます。
ホテルに戻って食べる食事は森歩きで疲れたあなたを癒やしてくれるはずです。
そうした感覚を感じることは、人間らしく考え過ぎたり悩んだりする前に獲得したあなたらしさを取り戻してくれます。
苦しい時、辛い時こそ時には何も考えずにリラックスして五感を研ぎ澄ます時間が必要なのです。
思い切って会社を数日間休み、出かけたいところに行くのも良いですし、気になる美術展に出かける、ちょっと良いレストランを予約するなどでも構いません。
考えなしに自分が心地良くなれることへ身も心もどっぷり浸かれる時間を持ちましょう。
病院に行くのは恥ずかしいことではない。積極的に利用しよう
心が鬱々として全く何もやる気が起きない、何1つ行動を起こしてみようとも思えない…。
その状態まで気持ちがふさぎ込んでしまっている時は、心が傷つき過ぎているためどんな工夫をしても失恋うつから抜け出せない可能性がありますし、そもそも自分1人では抜け出す工夫すらできないかもしれません。
そういう状態ならば、積極的に病院やメンタルクリニック、カウンセリングを利用するようにしてください。
失恋なんかで病院…?と感じるかもしれませんが、ストレスが蔓延する現代社会においては恋愛こそが健康な心を保つためのサプリメントの役割を果たしている場合も良くあり、恋人を失うショックはかなりのダメージをもたらします。
彼氏彼女だった2人が別れてしまう、そのことはとても大きな意味を持っているのです。
現に、メンタルクリニックに通う女性の多くは恋愛が原因で心の健康を損なっています。
診察を先延ばしにするとそれだけ病状が悪化したり治りにくくなってしまうこともありますし、気になる症状があるならできるだけ早めに受診されることをおすすめします。
大切なのは自分の「苦しい」という感覚・感情を放置しないことです。
そのストレスから自分を救ってあげられるのは自分自身だけです。
自分を助けるために使える手段は全部使うくらいの気持ちで向き合うようにしましょう。
失恋してもうつ病でも幸せになることはできます
愛する彼を失って1人になっても、失恋うつを患ってしまっても、そこから幸せを掴んだ人は沢山いらっしゃいます。
別れてしまったから…自分は失恋うつだから…と理由を探して幸せを諦めてしまうことだけはどうかしないでください。
しゃがんで膝を抱えている自分自身をまず認めてあげる、それが出来たら立ち上がってみる、次は足を一歩前に踏み出してみる、そんな風にできる事から少しずつ取り組んでいけば良いのです。
勇気を出して病院に行くこともそうですし、もしもこれまで周りに相談するのが苦手だったなら身近な人に話しを聞いて欲しいと一言伝えてみるのもおすすめです。
分かってくれないと思っていた人が実は親身に向き合ってくれたり、思いがけず力になってくれるような事だって少なくありません。
心が落ち込んでいる時は、周りに「助けて欲しい」と少しわがままになるくらいで丁度良いのです。
彼との復縁を叶えるためにも、まずは自分を大切にしてあげましょう。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス

きっと彼やうつについて考えるのも辛かったと思いますが、それを乗り越えて情報を得ようとしたこと、まず自分で自分を褒めてあげてください。
今はとても苦しいと思いますが、その苦しさは一生続く訳ではありません。
きちんと失恋うつについて知り、自分の気持ちや彼と向き合っていけば、必ず暗いトンネルを抜け出せる時がやってきます。
大切なのは、まず無理をしないこと。
早くどうにかしなきゃ…と焦る気持ちは分かりますが、その気持ちに飲まれそうな時は深呼吸して落ち着かせてからもう一度向き合うようにしましょう。
うつ状態を感じたら、ストレスは禁物です。
自分らしい時間、自分らしい生き方を心がけて力まず過ごすようにしつつ、「今日はできそうだな」と感じたら改善に向けた行動を起こすようにしてくださいね。
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