目次
「押してダメなら引いてみろ」と言われる心理学的な意味
ギャップを見せる
押してダメなら引いてみろと言う言葉は、いろいろな場面で使われる言葉です。
恋愛的な駆け引きはもちろん、それ以外の駆け引きなどにも使われるため、実際のところいったいどんな意味合いを持っているのか、それを知らないままに言葉を使っているなんてことは珍しくありません。
そもそもどんな意味を持っているのかというのを知ることもなくあっさり使ってしまえる言葉だからこそ、心理学的にどんな意味があるんだろうというのが気になりにくい言葉でもあります。
そんな押してダメなら引いてみろという言葉は、心理学的にはギャップを見せるという意味でも使われることがあるのです。
相手を不安にさせるようなものや、新しい一面を見せて相手に自分に対しての興味をより強く持たせるための行為もまた、押してダメなら引いてみろというものになります。
それまでその人に見せていた自分とはまた違う一面を見せることによって、相手に不安を抱かせたり、ドキッとさせたりして相手がそれまで信じていたあなたの別の側面を見せてまた興味を抱きやすい状態にすることもまた、駆け引きの一つ。
所謂不良が雨の中ネコや犬に対して優しさを見せるような古典的ながらも「え?」と思えるようなギャップを見せてみることもまた、押してダメなら引いてみろに当てはまるのです。
良い方向にギャップを感じるものを見せてみて、相手からの対応の変化を待つ駆け引きのことも意味しています。
一度引いて相手の出方を見る
押してダメなら引いてみろというのは、企業などにおける取引などにも使われる言葉です。
恋愛的なものであっても、業務的なものであったとしても、ぐいぐいとアプローチしていくことが非常に多いかと思います。
しかし、そんなアプローチばかりでは相手の方が嫌気が差して苦手意識を持ち、どうにか離れたいなと感じてしまうため、アプローチに対して良い反応を示さず、最終的には「お断りします」と遠回しに言われてしまうことも。
そうした相手が嫌気が差す前に、一度ぐいぐい行った後に一度引いて、相手の出方を見るという意味でも心理学的な意味合いで使われることがあります。
これ以上押したとしてもいい反応は決して返ってこないだろうということが分かっているからこそ、あまり無理に押そうとせずに相手の反応を待ってその後の対応を決めるという考え方が当て嵌まるのです。
こうした一度引いて相手の反応を待つというのは、自分たちのことに対して興味を多少持ってくれている、または好意的な反応を返してくれる可能性がある人にのみ有効なものであるため、取引先などが前向きに検討したいような言葉をかけてくれたのであれば、それ以上の猛プッシュは逆に相手のやる気をそいでしまうことになります。
一度引いて、相手がじっくりと考える時間を与えるというのもまた、押してダメなら引いてみろの考えに沿うものになるのです。
時間を与え、より自分たちの話やアプローチに興味を示す反応が返ってくれば良し、そうでないのならアプローチの方法をこちらが考えて別の方法でアプローチしてみるといった行動にもつながるのが、心理学的な「押してダメなら引いてみろ」になります。
力づくではなく、機会を待て
押してダメなら引いてみろという言葉は、心理学的な意味としては力づくでいくのではなく、今は機会を待てといった意味合いで使われることもあります。
引いてみるというのは、身を引くこと、そして相手の出方を待つことでもありますので、ある意味では次の機会を待つために使う言葉にもなるのです。
力づくで押し通そうとしても無理なことに対して、一度引いて相手の出方を待ち、次の機会を待って行動を起こすというものになるので、心理学的に考えても一度落ち着き、相手の行動や反応を見るために今していることを中断し、相手の反応などによって次の手を打つということになります。
恋愛的にもそのほかの行動においても、力づくで何とかなるような一面はかなり限られるものです。
時には工夫をしたり、機会を一度待って再度アプローチなどをかけておく方がずっと良い結果を出すことにつながるケースも多々あります。
そんな意味合いを心理学的にも持つのが押してダメなら引いてみろという言葉になるのです。
恋愛的な意味合いで使われることが多い言葉ではあるものの、それ以外の場面でも多く使われる言葉でもありますから、相手が「あれ?あの人アプローチがあれだけ激しかったのに来ないな」と不安に思ったり、別の人の所に言っているのではないかと疑心暗鬼になったりして別の人からその言葉を聞いた時にどう行動するのか、その判断も含めて「押してダメなら引いてみろ」という言葉の意味が完成するという見方もあるでしょう。
押してダメなら引いてみるアプローチをされた時の男性心理
何かあったのかと心配になる
押してダメなら引いてみる、そんなアプローチを仕掛けてみようと思った時、相手の男性がどんな気持ちになるのか、どんな心理になるのかというのも知った上でアプローチを仕掛けたほうがいいだろうと考える女性も多いです。
もちろん、男性個人によって考え方や思うことは色々異なってくることはあるでしょうが、大まかな思考に関しての共通点はあるでしょうから、どんな気持ちを抱くのだろうかと気になるところもありますよね。
押してダメなら引いてみるアプローチをされた時の男性の心理としては、いくつか種類が分けられるのですが、そのうちとても多くの男性が思うことが女性に対して「何かあったのか」と心配になるというものです。
それまでぐいぐい話しかけてきていた人が急に話をしなくなった、近寄らなくなったと思って見ると、自分の立場であるのなら「いったい何があったんだろう?」と不思議に思いますし、同時に自分が何かしたのではないかと不安にもなりますよね。
それまで仲良かった人が急に自分を無視し始めるような感覚に近く、不安と自身が何かダメなことでもしたのだろうかと思い悩んでしまうような状態に男性も陥ります。
特にそのアプローチを仕掛けてきた女性に多少なりとも好意がある人であるのなら猶の事、もしかすると自分が何かしたのかもしれない、彼女自身が思うところがあって話しかけないのかもしれないといった考えになる傾向も出てくるでしょう。
上手い人であれば忙しそうなふりをして会話を避けるということもできますので、「今日は忙しいから話せないみたい」と男性に罪悪感を抱かせないものの、話さないことでの一日の違和感をきちんと抱かせるといったこともできるようになります。
どこか寂しい気持ちになる
押してダメなら引いてみるアプローチを仕掛けられた男性の多くは、自分が何かしただろうかと思い悩むのに合わせて、どこか寂しい気持ちになる事が多いです。
それまで仲の良かった人と急に会話が無くなった、もっと喋りたいけれど向こうは喋るために近寄ろうともしないといった状況になった時、貴方はどんな感情を抱くでしょうか。
寂しいのはもちろん、どこか悲しい気持ちも抱いて近寄ってくれないあの人を見つめるような状況が続くのではないでしょうか。
自分としては仲良くできていたと感じていたものの、自分の一言が彼女にとってはあまり良くない言葉だったのかもしれないと考えてそこに不安が加わることもあれば、他の男性と喋っている彼女に対して「自分とは話さないのに」と悲しさと嫉妬が交わることも多いです。
それまで仲良くできていた、または自分に好意があると感じていたからこそ、急に好意を持ってくれていた異性が離れるというのは、男性にとって焦りにもつながります。
自分以上に素敵な異性を見つけたのか、それとも「この人やっぱりやめておいた方が良いかも」と思わせるような何かを見つけてしまったのか、と考えて自分から接触した方がいいかもしれないと行動を起こすこともあるのです。
男性の中には自分のことが好きだというのが確信できるものであれば、無駄に安心してしまうものの、それが揺らいでしまうと一気に不安になる人もいますから、寂しさと不安からつい動いてしまう、相手を自分の元に引き留めなければと考えてしまう人も多くいます。
なので、あえて離れてみることによって寂しいと思わせることができれば、押してダメなら引いてみるが成功したともいえるでしょう。
せいせいすると感じる
押してダメなら引いてみるというアプローチをしたとしても、男性の中には女性としてはあまり良い反応をもらえないことも多々あります。
それが、男性が女性からのぐいぐいくるアプローチが無くなったことに対して「せいせいする」と感じた時です。
押してダメなら引いてみるというアプローチは、相手の男性が女性に対して少なからず好意があることが前提の行動になります。
好意があるからこそ、急に離れていった彼女のことが気になってしまうし、自分が何かしてしまっただろうかと寂しさと不安を抱えてウロウロしてしまうような行動を取るなんてこともしてしまうのです。
しかし、そもそも女性に対して好意もさほどなく、むしろ普通の同僚や後輩、先輩としての感覚しかなく、異性としての目線で見られないという男性の場合、ぐいぐい来るアプローチに嫌気が差しているなんてこともあり得るためか、無くなって良かった、せいせいするなんて感想を抱く男性もいます。
そのため、相手がそのアプローチを仕掛けてみるあなたに対してあまり何も感じていない、むしろそれまでの行動が鬱陶しいとすら感じていた場合、あまり良い反応をもらうことはできないのです。
下手をするとこのままの状態でいてほしい、静かに仕事などに集中させてほしいとすら考える人もいますから、引いてみた結果、そのまま引いた状態を維持せざるを得ないような環境に陥る人もいます。
お互いの仲が十分に良好であると周りから見ても思われているかどうか、独りよがりのアプローチになっていないかをチェックしておかないと、取り返しのつかない引き方になってしまいかねない心理であるケースもあるのです。
気になる男性や彼氏に対して「押してダメなら引いてみる」を実践する効果的な方法
連絡を控える
気になる男性や彼氏に対して押してダメなら引いてみるというアプローチを実践して、ぜひ自分に対しての認識を改めてもらいたい、またはもっと自分を見てほしいと考える女性は多いですが、どのように実践するのが効果的であるのかというのが分からないという人も多いです。
やるのであっても効果的な方法で実践する方がずっとその効果を期待できるわけですから、ただがむしゃらにやるよりも効果的なものが分かるのなら、と考えるものですよね。
では、押してダメなら引いてみるという方法を実践するのであれば、どのような方法が最も効果的なのか、そのうちの一つがまず連絡を控えることになります。
それまで毎日していたり、一度やり始めると長くとっていた連絡をしない、または短く終わらせて他の人との連絡を優先したりしてみるのです。
そうすることで、自分以上に連絡を優先したい人がいるのか、または自分との連絡を切り上げたい何かがあるのかと思わせることができますし、そもそも男性に対しての興味が薄れ始めているのではないかと不安に思わせることもできます。
そのため、連絡を唐突にしなくなる、または即座に切り上げるように淡白なものになるだけでも一気に男性は何があったのかと気になって仕方が無くなるのです。
自分から連絡してみようと思う気にもさせられ、女性の方から連絡が無いのであれば自分からやらないと離れていってしまうかも、という不安が強くなるほど相手からの連絡が頻繁になってきます。
SNSなどもチェックしているような内容があるのであれば、間違いなく彼は焦り始めていると言えるでしょう。
他の人と仲良くしている、男性のことなんて気にならないくらいに楽しそうにしているのを見て、余計に自分の方に向かせなければと行動を起こす男性も出てきます。
追いかけるのを止める
押してダメなら引いてみるというアプローチをより効果的に、相手に不安や嫉妬を抱かせるくらいのことはやってみたいと思うのであれば、まず相手を追いかけるのを止めるというのも効果的なものの一つに入ります。
それまであなたがぐいぐい行っていたところを引きさがり、しばらくの間追いかけるのを止めることによって、ふとした瞬間に「あれ?」と男性に思わせるのです。
最初のうちは忙しかったり、別の人と話さなきゃならないなどの偶然が続いているのかもしれないと男性の方も思うのですが、その状態が続いていくとどんどん「もしかして避けられてる?」と不安を覚えてしまいます。
もしかすると自分が何かしてしまったのかもしれないと思う人もいますし、それまで自分に対して強い好意を持っているだろうと確信していた女性が離れることに寂しいと感じたり、自分以外にもいい人がいるのではという考えに至れば、徐々に嫉妬心が湧いてくるなんてことも考えられるでしょう。
しつこいくらいに追いかけたり、話しかけていたりするのを一度止め、他の人と話している姿を見せたり、SNSで友人たちと楽しそうに遊んでいたり、買い物したりしている姿を見せることで、より焦燥感を煽ります。
貴方をしつこく追いかけているように見えるけれど、本当は追いかけなくても楽しく過ごせるんだよと言うのを見せるだけでも、男性を焦らせる効果が絶大です。
なので、相手を焦らせる、自分の別の姿を見せるという意味も含めてみると、かなり有効な手になってくるでしょう。
好きだけど別に追いかけなくてもいいと考えていると思われているのであれば、逆に男性の方に火がついて、男性が追いかけ始めるなんてこともあり得ます。
話しかける回数を減らす
効果的な押してダメなら引いてみるというアプローチを試すのであれば、連絡を控えるのと同時に話しかける回数を減らすというのも一つの方法です。
そもそも相手の連絡先を知らない、職場や共通している場所で話しかけているだけというのであれば、より接触が限定されるため、話しかける回数を減らすだけでも相手にとっては効果的なものになります。
それまでずっと話しかけられていた男性からすれば、急に話しかけてこなくなったことで、「いったいどうしたんだろう」と気になり始めるきっかけになるのです。
最初のうちは忙しかったり、他にも友達付き合いがあるからという言い訳で平静を保ちますが、徐々にその話しかけられる回数が減り、最後には全く話しかけられなくなったも同然の状態になると、もしかすると飽きられたのではないかと不安に陥ります。
最初はまだ大丈夫、彼女は自分のことが好きなんだからと自信をもって待てるのですが、どんどんその自信がなくなり、自分のことが好きなのではなくなってしまった、または別に気になる人ができたのだという考えにも至るでしょう。
なので、焦り始めたり不安が強くなったりしてくると、男性は自分からあなたに対して話しかけようとし、その会話の中でいったい何があって自分に話しかけなかったのかというのを知ろうとしてきます。
久しぶりになんか話すね、何か忙しかったりしたの?というようなことを聞かれたのであれば、彼があなたに話しかけられなかった期間、寂しかったり嫉妬したりして、いったい何があったのかというのをどうにか知ろうとしているサインでもあると考えて良いです。
自分に好意を持っていると相手が確信しているからこその反応を見せてくれます。
復縁したい元彼に「押してダメなら引いてみる」を仕掛ける上手なやり方
まずは上手に押すことから
元彼ともう一度復縁したい、と思った時にもこの「押してダメなら引いてみる」という方法は仕掛けることもありますが、普通の男性と比べてこの元彼と言う条件が付いている場合は非常に難しいものになりやすいです。
まず、元彼の場合はどんどん押したとしても「ああ、復縁したいんだな」と思われておしまいになっていまいます。
特に復縁したいと思っていない、むしろ復縁なんてありえないと思っている状態の元彼の場合、その押していく態度が余計に嫌な気分になってしまうケースもあるため、押してダメなら引いてみるという方法を取り入れる場合、上手にまず押していかなければならないのです。
下手な押し方をすると、「やれやれようやく連絡しなくなったか」と安堵される可能性も出てきますから、好意を押し出すとしても上手にやらないと復縁につながらずにそのまま終わってしまいます。
では上手な押し方というのはどういうものかというと、笑顔で接する、明るく接するというのが一番上手なものになるでしょう。
それでは押し方としては弱いのではないかと思われるかもしれませんが、下手に好意を全面に出して相手に迫ってしまうと、元彼が嫌悪感を感じて引く前に目の前から去って行ってしまう可能性もありますし、復縁目的であることが透けて見えるせいでたとえ引いたとしても何のリアクションもしてくれません。
しかし、別れたとしても笑顔で接する、または明るく接するくらいであれば、露骨な復縁目的であるというのが時間をかけるごとに薄れ、逆に男性の方がどんどん元の関係に近い状態になっても問題ないのではないかと考えるに至りやすくなります。
なので、まず上手に押していくためにも、元彼と出会った時や共通の友人らと一緒に遊ぶことになったときには、まず笑顔で接し、別れた恋人としてのきまずさを吹き飛ばすような明るい雰囲気で居心地の良い空間を作ってあげてください。
元彼の反応が冷たくなったら突如引く
明るく接し、好意があるというのをきちんと元彼に示し始めると、どんどん元彼の反応は冷たく、おざなりなものになっていきます。
こうした反応が返ってくると、普通であれば非常に悲しいものですし、自分の好意が通じていない、分かっているのだとしてもそれが実ることはないと感じてしまうかもしれませんが、押してダメなら引いてみるというアプローチを仕掛けているのであれば、これが引くべき状態になりつつあるというサインであるというのを理解しましょう。
少しずつ冷たくなっている元彼は、あなたから復縁を持ち掛けられても絶対にうなずいてやるものか、と頑なな考えをもとにその反応をしています。
そのため、さらに冷たく、そしてひどい態度になっていくのですが、冷め切った状態こそがあなたが引くべき時がきたというサインです。
完全に相手が冷めきったのであれば、そこで唐突に引いてください。
連絡をしたりもせず、遊びの誘いもキャンセルし、絶対に彼に会わない、接さない状態を作り上げます。
この唐突な引きは元彼に最初安堵をもたらすでしょう。
復縁を持ち掛けられるかと思ったけど、ようやく引いてくれたと元彼は思うはずです。
けれど、時間をかけるごとに元彼はこうも思うようになります。
あんなに冷たい態度をしなくても良かったかもしれない、と。
別段元カノに迷惑をかけられたわけではないし、別れて気まずいはずなのに笑顔で好意を寄せてくれているのがわかるけど、それ以上のしつこい何かをされたわけでもないのですから、あんなにも頑なに冷たくしなくても良かったのではないかと考え始めます。
この考えに至るようになるまでが、引く行動になるのです。
元彼から連絡が来るまで放置する
唐突な引きを起こした後は、とにかく忍耐勝負になります。
元彼のあなたに対しての感情や考えによってはそのまま何もないまま、離れたままで終わってしまうかもしれませんが、元彼の方から連絡が来るまでは必ず放置してください。
その放置している期間の中で、元彼のあなたに対しての思いを違うものに変化させていきます。
最初は冷たくしなくても良かったかな、と引いてすぐのころは元彼の方も思うのですが、どうせすぐにまた笑顔で接してくるだろう、連絡してくるだろうという確信を抱く男性も多いです。
けれど、連絡が無い日がどんどん積み重なるにつれて、その確信が揺らぎ、元彼はこう思うようになります。
「俺、何かしちゃったかな?」、そう思うようになっていくことで、徐々に元カノのことを気にするようになるのです。
そういえば遊んだあの時の服は可愛かったな、新しく買ったやつかな、といった容姿などの変化をまず見つけ、そのあとは自分が交際した時と変わらない部分を見つけ、そして連絡が無い現状に対してこう考えるようになります。
もしかして、新しい彼氏ができたんじゃ、という元カノが連絡をくれない状態に対しての不安を思い描くのです。
気になり始めている元カノが別の男性と仲良くしているかもしれない、自分以外の異性との連絡が頻繁になっているから連絡がないのかもしれない、そんなもしもを考えればどんどん不安になり、自分から離れたはずなのにまた思いを寄せてくれている女性を離し難いと考える様にもなります。
そうして辛抱できなくなった元彼が短くても、もう連絡してこないのだろうかと確認することも含めて連絡してきたのであれば、押してダメなら引いてみるというアプローチが成功したと言えるでしょう。
押してダメなら引いてみろ!のアドバイスが逆効果になるケース
相手が自分を少しも好きではないケース
押してダメなら引いてみるというアプローチは古今東西いろんなところで使われますが、このアドバイスが逆効果になってしまうケースも非常に多いです。
有効な手であると同時に、使いどころを誤ればとんでもないことになってしまいかねない手でもあるので、どんなケースに使わない方がいいのかというのはきちんと知っておきましょう。
使わない方が良い、逆効果になってしまうケースの一つが相手が自身のことを少しも好きではないケースです。
基本的にこの「押してダメなら引いてみろ」というアドバイスは、相手が自身に対して少しでも好意を持っているというのが前提で行われるものになります。
好意があるからこそ突然それまでの行動とは違うことをしている相手が気になってしまう、話しかけられていたはずがそうではなくなったことが寂しいと感じてしまうという感情をもとに行われているわけですので、相手が微塵も自身に好意がない、関心がないという場合は全く効果がありません。
むしろ、話しかけてきたり、唐突に無視するように避けたりして面倒な人だなと思われてしまい、人間関係の見直しの対象に入ってしまう可能性もあります。
好きだからこそ気になる、気にしてしまうという原理が効かないわけですから、そもそもこのアドバイス自体が全く力を出せない相手でもあるわけです。
押している時に「この人私のこと何とも思ってないな」と確信できるような反応や対応をされたことがあるのであれば、その人に対して引く行動はしないほうがおすすめになります。
むしろ押し方を変えて自身に好意を持ってもらうことが先決になるでしょう。
例えどうにかして見せると引いたとしても、得られるものは何もありません。
押している時のアプローチが合ってないケース
押してダメなら引いてみるというアプローチやアドバイスが逆効果になってしまうケースの中には、押し方が合ってないケースも含まれます。
好きな人に自分を好きになってほしいと思ったのであれば、相手と仲良くなるための行動や、自分が素敵だなと思ってもらうための行動に出るのが当然なのですが、すべての男性に同じ接し方が合っているわけではありません。
人によって好意を抱く行動や言動、接し方が違うわけですから、自身の思い込みなどでぐいぐい行くことが逆に相手からの苦手意識を育ててしまっているなんてこともあり得るわけです。
こうした押し方のアプローチ自体が間違っている場合、引くと「あの人いったい何だったんだ」と思われるのはもちろんですが、同時に「苦手だったから助かった」と接してこない現状を安堵するなんてこともあり得ます。
もうこっちに来ないでくれ、なんてことを考えられる可能性すらあるわけですので、アドバイスするときには押し方についてもしっかりと相談に乗ってあげたほうが良いですし、アドバイスをもらうときにはその人の好みなどを聞いてどんな押し方がいいのかを考えたほうが良いです。
もっと上手なアプローチがあるかもしれませんし、そもそも過剰な押すアプローチ自体が苦手な人であるのなら押してダメなら引いてみるというアドバイス自体が向いていない人である可能性もあります。
好きな人がどんな人なのかというのを知るのももちろんですが、同時にその人に向いている押し方、アプローチの仕方はどんなものであるのかを知らなければ、押してダメなら引いてみるという方法自体が失敗するという可能性も良く考えて行わなければならないのです。
失敗しても別の方法があると思っているケース
押してダメなら引いてみるというアプローチやアドバイスなどを受けた時、あなたはこれが失敗しても別の方法があると考えてはいないでしょうか。
実はこの押してダメなら引いてみるという方法を試してもダメだったケースの中には、そもそも別の方法もあるからと考えて適当にやってしまうような心理状態であるというものも含まれています。
実のところ、押してダメなら引いてみるという方法はこれ以上方法が思いつかない時、もしくは最後の手段として使われるものであるため、このアプローチが失敗に終わるともうそれ以上のアプローチができないことを意味しているのです。
何せ、引いてみた結果何もなかったのであれば、もう一度接触しようとしたとしても距離感を戻すのが非常に難しく、下手をすると「あれ?前話しかけずに離れていったのに」と訝しげな対応をされます。
アプローチ自体が失敗したうえに引いたことで距離が離れてしまっている現状をどうにかするというのはかなり時間のかかる事です。
もう一度別の方法で頑張ろうとしても、その前に相手の方がより距離を離していって、あなたのアプローチを受け付けない状態になる事も考えられます。
具体的に言うのであれば、話しかけない、近寄らないといったものもあるでしょうし、別の女性に思いを寄せてあなた自身の思いを受け付けない状態を作ることだってあり得るわけです。
こうした状態になってしまうほど、もう後戻りのできない手段であるということを念頭に入れておかなければならないのはもちろんですが、別の方法で再度頑張るというのが甘い考えであるというのも覚えておかなければなりません。
大丈夫だと思っていても大丈夫ではなく、下手をすればもうそれ以上仲良くなることはかなわない、距離を縮めることもできない関係に陥ってしまうので、後々「馬鹿なことをした」と悔やんでしまう人もいます。
押してダメなら引いてみるという方法はいうだけなら簡単ですが、やってみるともうどうにもならない状態に陥るかもしれないというのを念頭においてやるべきことであると知っておきましょう。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス「押してダメなら引いてみろは簡単にできるものじゃない。押し方と引き方をよく考えて、そしてもうこれ以上どうにもならない状態でやるべき」
けれど、この押してダメなら引いてみるというアドバイスはかなり行動に移すのが難しく、相手によっては全く効果のないケースもあるのです。
簡単にできるものではないからこそ、押し方と引き方をよく考えてやらなければなりません。
気になる彼や元彼の態度や反応から見る引くべきタイミング、そして相手に合った押し方ができたかどうかはもちろんですが、そのあとの彼からの連絡や反応が来るまであなたが待ち続けられるかといった部分もまたとても大切なことです。
彼からの連絡が来るかどうかは確かではありませんし、下手をすれば距離を取ってきたのをこれ幸いとそのまま距離を取って連絡もせずに縁を切ったような状態を作り出すかもしれません。
一度やってしまえばもう後戻りはできないし、下手にやり直そうとしても時間がかかってしまう、そんな方法が押してダメなら引いてみるというものなのです。
口に出すのはとても簡単だけれど、やってみると難しい、それでいてやってしまえばもう取り返しがつかない最後の手段。
案外簡単にアドバイスしていた言葉がそういうものであるというのを知って、恋愛などにどう生かしていくか、それはあなた次第になります。
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