目次
本気で離婚したい夫の行動は明らかに冷たくなるところから始まる
帰宅時間が今までよりも遅くなる
離婚というのは突如として訪れることも多く、妻である女性に夫がある日突然「離婚してくれ」と離婚届けなどを引っ提げて了承を得ようとするなんてことも実のところよくある話でもあります。
しかし、実は唐突にというのは女性がそう思っているだけで、男性の方はある程度行動に移し、女性の反応などを探ったうえで本格的に離婚を口にしたというケースも多々あるのです。
そんな夫の離婚を本気で考えている、本気で離婚したいと思った時の行動としては、まず態度が冷たくなるのと同時に、帰宅時間が今までよりも遅くなることが多くなっていきます。
それまでは普通に帰宅していたところが、飲み会や付き合い、仕事で遅くなるといった理由を使って遅くすることで、なるべく妻と一緒にいる時間を少なくしようと行動し始めるのです。
子供がいる場合は帰った後に子供の様子を見たり、起きているようであれば子供と会話をして、お風呂に入って寝る、またはさっさと食事を済ませてシャワーを浴びて寝る、そんな行動パターンになっていくことでしょう。
子供がいない、または既に子供が独立している場合は夫婦間の会話もおざなりに、疲れたからと寝てしまったり、会話もなく静かに夜に放送しているテレビを見るだけ、スマホを弄るだけ、なんてことになる人も多いです。
こうした、夜遅くに帰ってくる行動をし始めた場合は、他に好きな女性ができたから浮気や不倫をしているといった場合もあるものの、多くが妻とは離婚したい位嫌な気持ちを抱いているため、一緒にいる時間を減らしておきたいと思っている可能性が高いでしょう。
「疲れてるから」「後にして」が口癖になって拒むことが増える
男性が本気で離婚したいと思った時、行動に移し始めると多くなってくるのが「疲れてるから」「後にして」といったような、拒む口癖が増えてくることです。
仕事などにおける繁忙期のシーズンに差し掛かり、どうしても疲れが溜まってしまっていたり、何か大きなストレス源になりえるものがあったりするとこうした疲れている、後にしてほしいといった拒否の姿勢を示すことは間々あるものですが、離婚に対しての決意が本格的に固まり始めるとどんどん妻を拒否する姿勢が増えていくのです。
妻も疲れている、後にしてほしいと言われれば夫の事を案じて後に回すしかありませんから、どうしても話したい事を話せない状況を作り出してしまいます。
その結果、夫との関係性がどんどん冷え込んでいき、男性の方が動き終わって離婚を切り出すまで何もできない状態に陥ることも少なくありません。
夫の方も帰宅時間を遅くして、その言い訳が通じやすい状況を作っていこうとしていきますので、その状況を覆し、どうにか話をしようと思ったのであれば「どうしても聴いてほしい」「今しか話せない」といった緊急性のものを皮切りに話すしかないでしょう。
妻の実家に顔を出さない
離婚したいと本気で思い、行動に移し始めた男性は妻の実家に顔を出す頻度をどんどん減らしていき、最終的には何から士らの用事があるということにして顔を出さなくなります。
これに関しては、離婚を本気で考えているからこそ、妻の実家との関りをもう経つべきだと関係性を清算する目的で顔を出さないようにしている理由もあれば、妻の実家に顔を出せば、嫌でも妻と会話をし、夫婦として過ごさなければならない空間ができてしまう事も大きく影響しているでしょう。
子供と家族の関係を大いに見せるのは問題ないとしても、妻と仲睦まじい夫婦であることを示すような行動を取るのは避けておきたい、でも妻の実家で妻と険悪な状態であることを晒すわけにはいかない、だからこそ妻の実家には顔を出さないようにすると考えるのはごく自然なことでもあります。
実際、仕事の都合などで妻だけ、妻と子供だけが実家に顔を出すというのは珍しくはありませんし、妻との関係が冷え込んでいたとしても時折義実家からの電話に出たり、迎えに行った時に簡単な挨拶や顔見せをするくらいで終わらせているという人も多いです。
ただ、実家に顔を出さないことで関係が冷え込んでいる事、そして離婚間近であることを悟らせないようにしつつ、後々禍根を残しかねない関係性を築くのは絶対にやめておこうという男性の考えもあるでしょう。
コミュニケーションやスキンシップが極端に減る
離婚したいと男性が強く思うようになると、行動においても冷たさが見え隠れするようになり、同時に減っていくのがコミュニケーションやスキンシップです。
それまでは手をつないだり、隣に密着して座ったり、ハグをしてスキンシップをしていたり、二人してどうでもいい事で盛り上がるくらいにはコミュニケーションもきちんと取れていたはずが、徐々にそうしたコミュニケーションやスキンシップを取ることが減っていきます。
最初のうちは疲れていたり、忙しくて帰宅が遅くなったりしているせいだと女性の方が思うでしょうが、それが何度も何度も繰り返されるようになり、そして態度の冷たさが決して期の生ではないのだというのを知ったときにはもう取り返しがつかなくなっているのです。
人によってはそのコミュニケーションやスキンシップの無さに慣れてしまい、以前の様子を知っている人たちからの指摘で初めて自分たちの接触の少なさに愕然とするでしょう。
でも、その頃には旦那さんの方も離婚に切り出す準備を終えていたり、離婚後の事を考えた身辺整理を終えて、離婚届けも準備できていたりするのでもう取り返しのつかない所まで知らないうちに事態が悪化していたなんてこともあるのです。
特にスキンシップやコミュニケーションは減っていくとそれだけ関係の冷え込みや、修復の不可能さが目に見えるものですから、忙しいから、疲れているからとはいっても多少の会話が無い時点で旦那さんは完全に冷めてしまっている事を表しています。
しかし、どうにかコミュニケーションやスキンシップを取ろうとしても、旦那さんの方が完全に拒否してしまっている状態で膠着している場合、離婚の可能性はどんどん高くなるでしょう。
気が短くなり怒りっぽくなる、暴言を吐く
離婚したい男性が冷たくなると、口論が増えてくることも多いです。
離婚したいと強く思うようになるほど妻の嫌なところが見えるようになり、それまで気長に直してくれればいいな、と見て見ぬふりやまあ合わない所もあるだろうと流していた短所などが目に付くようになって、あまりにも不愉快な気分になってしまうので口が悪くなる人が多いです。
そのため、妻の嫌なところが見えて不愉快になり、話しかけられたくない気持ちや近寄ってほしくないという気持ちが湧き出て、暴言を吐いてしまったり、妻のやることなすことが気に障ってしまい、怒りっぽくなってしまいます。
傍から見ると妻の方には何の過失もないのに気が短くて怒っているように見えるかもしれませんが、これも一種の威嚇行動に近いものがあるでしょう。
とにかく近寄ってほしくない、苦手、嫌い、気に食わない、そんな負の感情を爆発させたりしないためにも、口を悪くし、喧嘩腰の態度や気に食わないという態度を前面に出したり、こまめに怒る事で自分の意思表示をしようとします。
結果として怒りっぽく、そして暴言を吐いてしまうようにもなり、妻との関係に完全に亀裂を入れてしまう様な人も少なくありません。
目を合わせて会話しなくなる
離婚したい男性は、態度が冷たくなると同時に決定的な癖、行動を表すことも多いです。
それが、目を合わせて会話をしなくなるというもの。
仲の良い夫婦であれば、何かを話すときには時折目を合わせて相手に語り掛け、そして相手の反応をしっかりと見たうえでの会話になります。
そのさなかで笑ったり、顔をしかめたりしてお互いの反応を見ながら会話を続け、自身の言いたいことを主張し、相手の意見を受け入れ、考え、そしてお互いを理解し合い合う、そんな風に会話をすることがほとんどでしょう。
けれど、目を合わせなくなることで妻の話をちゃんと聞こうとしていない、そもそも別の事に集中しながら聞こうとしているのを態度で表し、なおかつ妻が話そうとしていることを真剣に聞く価値はないと言外に伝えているのです。
目を合わせないことによって反応もあまり良くないものになりますし、何よりも妻に対して真剣に向き合おうとしていないと態度で告げようとしているとも言えます。
すでに離婚を強く望んでいる、そのために動いているからこそ妻を相手にしなくていい、真剣に聞くような話は子供絡みのものだけで十分、と話題を選んで聞くか聞かないかを決めている状態にもあるかもしれません。
真剣に話を聞いてほしい、ちゃんと自分の方を見て会話をしてほしいと妻側は思っても、夫の方はその価値もないと思考が完結してしまっているので、まともな話は期待できないでしょう。
本気で離婚したい夫の行動の原因が不倫の場合
携帯をいつでも持ち歩く
本気で離婚したいと夫が考え、行動に移すとしてもその離婚にまで考えが至った原因は人によって様々です。
妻の方に対し、もうこれ以上夫婦生活を続けるのは無理だと思う程の何かがあって、それに耐えきれなくなったからこそ別れることを選んだ人もいれば、妻以外に大切な人ができてしまったからこそ、離婚をしたいと思い行動に移す人もいます。
特に、浮気や不倫が原因となって離婚を考えた時の行動は特徴的で、わかりやすいものも多いです。
そのうちの一つが携帯をいつでも持ち歩くというものになります。
不倫や浮気が原因である場合、連絡を取っているスマートフォンなどを見られるのは自身の有責による離婚のきっかけになるだけでなく妻に強くなじられる理由にもなるので、どうしても妻からあれこれ言われたくない、自分に何の瑕疵もない状態での離婚を目指したいという男性は携帯を見られないように手元に置き、持ち歩くようになるのです。
もちろん、浮気相手や不倫相手からの連絡が頻繁に来るから、その返事のために持ち歩いていることもあるでしょうが、やっぱり自分が悪いのであるという証拠を見られたくないからこそ、スマートフォンなどを誰にも触らせないようにする行動に出るでしょう。
寝室を分ける
浮気や不倫が原因で離婚を本気で考えるようになった男性の行動の中には、寝室を分けるといったものもあります。
浮気や不倫をしていると、その相手女性とどうしてもベッドを共にし、性行為をはじめとした親密な好意をすることはさほど珍しくはありません。
しかし、性行為をはじめとした関係を築くと、妻と一緒に寝ることや寝室を同じにすることに対して思うところが沢山出てくるようになる人も多く、同じ空間で寝るのが耐え切れなくなってしまうという人もいます。
離婚したくないと思う人はしばらく寝室を別にして、浮気相手や不倫相手との関係を清算すると元に戻してくるでしょうが、本気で離婚しようと思う人は寝室を分けたまま元に戻る事はありません。
同じ空間で寝る事自体がストレスになっていることもあるでしょうが、何よりも浮気相手や不倫相手の方に対して強い好意を抱いているからこそ、その相手女性への裏切り行為になるかもしれないと思っているところもあるでしょう。
自身の方が裏切っている事は棚に上げて、好きになった彼女のためにもと理由を付けて寝室を別にして離婚のために動き出します。
お金を渡さなくなる、生活費を入れない
浮気や不倫が原因で離婚のために動き出す男性の中には、金銭的な動きを見せることもあります。
それが、家庭に対してお金を入れない、渡さないといったもので、妻から生活費を求められても出し渋り、今は持ち合わせがないからなどと適当なことを言ってお金を妻や家に渡したり、入れたりするのを嫌がります。
これは離婚後に必要なお金になるかもしれない、という思考からくる出し渋りで、人によっては慰謝料の支払いのため、子供がいるのなら養育費のある程度の一括払い、または分割払いに充てるために貯めておきたいという気持ちから出し渋ることもあれば、浮気相手や不倫相手との新生活のためのお金や、相手女性のために貢いだり、デートしたりホテルに行ったりする時のお金として使いたいという気持ちからくることもあります。
離婚すると本気で考えて、今後の事を色々とシミュレーションしてみると、意外とお金がかかってくることが多いのが良くわかるでしょう。
慰謝料や養育費の支払い、家を出るとなった際の新しい住居への引っ越し、賃貸であれば家賃や保険などへの必要な出費、そして裁判などになった場合は弁護士への依頼料もかかってくるわけですから、気を抜いてしまうと一気にお金が無い困った事態に陥ります。
そのため、どうしてもお金を貯めるなどの動きに走りやすく、家庭において必要な出費のためであったとしても、なかなかお金を出さなくなるのです。
休日はいつも家にいない
浮気や不倫が原因となって離婚を考える、本気で行動しようとする男性の特徴としては、休日はいつも家にいないというものもあげられます。
浮気相手や不倫相手と一緒にいられる時間を多くとれるのが休日だからこそ、外に出て相手の女性とデートしたり、女性の家へ行って過ごしたりする機会を満喫するのです。
そのため、休日の家族サービスなどは行われる事は無く、朝早くから出ていく夫の姿を見送る羽目になる女性はかなり多くなるでしょう。
どこに行くのと聞いても煙に巻かれ、どこで誰と過ごすのかすら教えてもらえなかったり、友達や上司、部下、後輩に誘われたからと理由をあれこれ誤魔化し、外に出ていくのです。
なので、休日に楽しめる屋外スポーツなどの趣味を持っている人の場合は、その趣味のスポーツに誘われたからという名目でもって外出していくわけですから、家にいてほしいという言葉で留めるのはかなり難しくなるでしょう。
夫の方からしてみれば、家にいてもストレスが溜まるだけ、それならば浮気や不倫をしている相手の所へ行って、心穏やかに過ごしたいと思っているからこその外出になります。
本気で離婚したい夫が具体的に動いている可能性が高い行動
何年も無視されており、会話がない
本気で離婚したいと思っていて、動きでそれを表そうとしている男性であったとしても、実のところ本気で離婚するために具体的に動くには何をすればいいのか分かっていない人も多く、離婚したい離婚したいと思っていても本当にそのために動いているわけではない人も少なくありません。
そもそも離婚は現代においてそれほど珍しいことではないものですが、やはり周りからの目が気になってしまったり、離婚に関してのごたごたが面倒で具体的に動くのがはばかられたりして、離婚への意思は確かではあっても動くに動けない人もいます。
けれど、本気で夫が離婚のために具体的に動いている可能性も確かにあるのです。
その可能性の高い行動の一つが、何年も妻が無視されていて夫婦間の会話が無い事態を引き起こす行動になります。
すでに夫婦関係が破綻していて、離婚しやすくなるように関係が希薄な状態を保っている男性は、その裏で具体的な行動に移していることも多々あるのです。
家庭内別居状態、またはどちらともが夫婦である状態に無関心になるように仕向けることで、お互いが揉めることなく離婚できるようにしています。
無断で外泊することが多い
本気で夫が離婚のために具体的に動き始めている可能性があると、実は無断外泊が多くなる傾向にあります。
もはや夫婦関係を解消する気満々であるからか、外泊しても問題ない、妻相手にあれこれ予定を告げたりしないてもいいと考えている面もあり、はっきり言って何も伝えずに唐突に外泊するなんてことがしょっちゅうになってきます。
人によっては今日はご飯はいらない、今日は戻らないといった簡単なメールやメッセージが後々来るかもしれませんが基本的にその日唐突に外泊になる事の方が多く、最初のころは奥さんが夕飯を用意して待っていても帰ってこなくて心配されるということが頻繁になります。
また、電話やメールなどもかなり頻繁に送られてくるため、その返信や通話によってはじめて外泊するということを知らされるケースも多々あるのです。
それが繰り返されるごとに、夕飯を用意することも無くなり、勝手に外泊する夫だからとあきらめの境地になる奥さんも少なくはないでしょう。
最終的には帰ってこない夫との離婚なんてと言わんばかりの態度になった奥さんと楽に離婚できる事にもつながりますし、帰らずに浮気相手などと仲を深めたり、別の居住地を見つけたりといった過ごし方をする人も少なくはありません。
家族との距離感が遠く、子どもへの態度も冷めている
夫が離婚する為に具体的に動いている場合、特徴としては家族との距離感が遠いことや子供への態度が冷めているといったものもあげられます。
夫側からすれば、離婚して離れるわけだから距離感は遠い方が良い、子供にももうあまり会うことはないだろうからちょっと離れていた方が良いと考えて、あまり接触しないようになる人も少なくはないのです。
もちろん、子供への態度が冷めていたとしても多少の愛情は持ち合わせている人もいますが、それでも親権を自分が取るという旦那さんでない限りは、母親を選ぶからこそ距離を取っておくべきだろうと考えた末に冷めた対応をする人もいます。
中にはすでに浮気相手と子供ができていて、そちらの方に関心が行ってしまっているからこそ、奥さんとの子供には興味が冷めてしまっているなんて人もいますので、これに関しては個々の事情などにもよるでしょう。
ただ、離婚を前提に具体的に動き出しているからこそ、距離感の変化や子供への対応の変化というのはかなり大きく現れる傾向にある人は多いです。
離婚手続きについて調べている痕跡がある
離婚のために具体的に行動を起こしている旦那さんの特徴としては、離婚の手続きについて調べていた痕跡を残すことがあるという場合もあります。
離婚というのは離婚届に判を押しておしまい、というわけではありません。
子供がいるのであれば親権をどちらが取るのか、養育費に関してはどのように支払うのかといったことはもちろん、どちらかの過失による離婚であるのであれば慰謝料の支払いや請求、また共有財産の分割、家を購入しているのであればその権利などに関しても十分に話し合いをして落としどころを見つけなければなりません。
場合によっては家庭裁判所で裁判をして、その判決に従うことにもなるでしょう。
弁護士に相談して、どのような離婚の形であればそれぞれが納得できるのかを相談するなど、いろいろと調べなければならない、話さなければならないことは多岐にわたります。
そのため、離婚しようと具体的に動くためにもまずはネットなどで下調べをしてから動き始めるのがほとんどなので、パソコンなどの履歴をチェックしてみたり、夫のスマートフォンの検索履歴を見た時に離婚の手続きに関するワードが入っているのであれば、それは確実に離婚のために動いている状態だと言えるでしょう。
弁護士に相談しているようだ
離婚したいと本気で思い、具体的な行動に移し始めている男性の中には弁護士に相談しているケースもあります。
離婚に関しての分からないこと、慰謝料や養育費の支払い、親権の取得などに関してはもちろん、双方の言い分や離婚したい理由をきちんと明文化してくれるのもまた弁護士です。
素人ではわからない、判断ができない所はたくさん出てきますし、自分ではどう動いていいのか分からない所も沢山あるわけですから、下手にネットで調べておかしな行動を取る前に専門家に相談しておこうとする旦那さんも珍しくはありません。
そうして弁護士に相談するとなると、名刺をもらったり、読んでおくべき資料などを渡してもらったりすることも珍しくなく、そうした見たことのない離婚に関する資料や、弁護士の名刺を見つけたのであれば離婚に対して具体的にかなり動き始めています。
特に弁護士に相談している場合、奥さんとの会話を弁護士に任せて円満に離婚したいというケースである可能性も高いので、今後別居状態になる可能性も十分あるでしょう。
急に離婚したいと言い出す
離婚したいと思い、具体的な行動に移し始めている男性の中には唐突に妻に離婚を切り出す人も少なくありません。
妻の方はその離婚に関して冗談であったり、信じられないという気持ちもあるでしょうが、離婚届けなどを書けと差し出されない限りはまだ何とかなると信じる人や、猶予があるのだから何とかしようと奮起する人もいます。
しかし、はっきりと離婚したいと口に出している男性の場合は、実はあらかたある程度の準備を終えていることも少なくないのが現状です。
妻との離婚における会話でどのような話をするのかはともかく、親権や家の権利、共有財産などは弁護士を挟んできちんと決める、離婚届に関しては後日取りに行くといった段取りをきちんと決めていて、後ははっきりと口に出した後で行動に出していくだけ、なんて人もいるでしょう。
人によっては唐突な離婚の切り出しによって妻を混乱させて、正常な判断ができないようにして自身に有利な離婚に持ち込む人もいますが、そうした人はそのあとの対応がお粗末になることが多いので、唐突に口に出しただけというのが分かります。
けれど、その口に出した後の対応がある程度きちんとしている、または段取りができているように感じているのであれば、ずっと前から具体的な行動に移すための準備をしていたという証拠になるのです。
<h2夫が本気で離婚を考える理由やきっかけ
性格の不一致、価値観の違い
では、唐突に離婚を切り出してくる夫が、どうしてそんなにも本気で離婚しようと思ってしまったのか、その理由やきっかけについても知っていきましょう。
妻側は特に何も思っていなくても、夫側には離婚を考えるに足りえる何かしらの理由がかならずあり、そのきっかけや理由になりやすいものも当然存在しています。
そのうちの一つが性格の不一致、価値観の違いです。
結婚する前まではその性格の不一致や価値観の違いが相手の個性であるという認識でいられたのでしょうが、それは同棲などもしていない、一緒にいる時間が限られているカップルであったからです。
同棲していると性格が合わない、価値観が合わないということに気付けばきちんと考えたうえで、結婚してもこれだと耐えきれないと思えば別れてしまいます。
けれど、一緒にいる時間が限られていて、24時間一緒というわけではないと、その性格の違いや自身からみた相手の価値観の不明さが実はそれほど大きな問題として取り上げられないケースも多々あるのです。
相手の個性だから、それが良い所でもあると思うから、と見逃していた結果、結婚生活があまりにも苦痛になり、最終的に離婚を選択することになります。
妻が家事を全くしない、家庭にいても居場所がなく落ち着かない
本気で離婚を考えてしまう切っ掛けの中には、妻の家事に関しての不満や、家庭における自身の居場所のなさもまた大きなものになります。
結婚後、夫が専業主夫をしているのであるのならまだしも、今では共働きで家事も分担制が珍しくないこともあり、お互いに協力しながら家の事をしている夫婦はたくさんいます。
しかし、結婚後、何かにつけては妻が家事をしないということも間々あり、仕事が忙しい時期などの仕方がない理由であるのならともかく、どうしようもない理由でもないのに家事を全くしないのは夫にとっても大きな不満の種になります。
そもそもが結婚後の家事の分担などを約束しているのであれば、尚更不満は大きくなるでしょう。
そして、暮している家の中で子供や妻の関係は強いものが築かれているのに、夫である男性との繋がりが弱い場合、家の中ではいないもの、いるのかいないのか分からないものとして扱われることもあります。
その結果、自分の家に帰っているはずなのにまるで他所の家にお邪魔しているような居場所のなさに嫌気が差し、これならば離婚して独身生活を送った方がまだましだと考えることにもなるのです。
妻が口うるさく、ケンカが絶えない
本気で離婚しようとする夫がその考えに至った切っ掛けの中には、妻との関係性があまり良くないことも大きな要因の一つでしょう。
妻との口喧嘩が絶えない、何をするにもあれこれ口うるさく言ってくる、そんな状態が続いている場合、どうしても夫は大きなストレスを抱え込んでしまいます。
仕事においてもストレスが溜まり、家においても妻から言われるあれこれに耐え切れない、そんな状態において夫は離婚を本気で考えるようになるのです。
妻の方も何かしら譲れないものがあるからこそ、口を出しているのかもしれませんが、夫にとっては余計なお世話であるからこそ、嫌気が差してしまうのでしょう。
夫もしくは妻の不倫
離婚を本気で考えるようになる夫の中には、そのきっかけが夫婦のどちらかの不倫であることも珍しくありません。
家においての不満があり、配偶者に対してすでに割り切ってしまっているような状態で、素敵な異性に出会ってしまうと、つい心が動かされてしまうケースは多いです。
中には不倫を遊び感覚で行う人もいますが、家に不満があってそれが満たされるような関係を築けていると、その不倫に本格的にのめり込んでしまう人がいるのも確かです。
けれど、そうした不倫というのはバレてしまうのも、自身が本気になってしまうのも離婚を本気で考える要因になりえるものになります。
どちらが不倫をしていたとしても、夫は本気で離婚を考えることになりえるのです。
妻が不倫をしていたのなら「こんな妻はもういらない」と考えるでしょうし、夫が不倫をしていたのなら「妻よりももっといい女性と一緒になりたい」と思いますので、離婚を本気で考えます。
妻の浪費が激しい
離婚したいと本気で思うようになってしまう要因には、妻の浪費癖というものもあげられます。
意外と妻が隠れて夫の稼いだお金を散財していた、ブランドものを多く購入しているのにもかかわらず家計が苦しいと言ってくるなど、浪費癖が災いして離婚が成立した人たちはかなり多いです。
妻の方は高い買い物だけれど、これくらいならば大丈夫だろうと思っているのかもしれませんが、夫からしてみれば自らが稼いだお金を勝手に家のためのものでもなく、子供のためのものでもない、妻だけが得する高額なものを購入されていたわけですから、無駄遣いにもほどがあると思ってしまうでしょう。
これが妻自身が稼いだお金であり、家や子供のためのお金を除外した残りのお金で購入したのであれば話は別ですが、夫の稼ぎを丸ごと浪費してしまう様なお金の使い方をされると、夫も働いているのが馬鹿みたいに思えてしまいます。
こんな妻と夫婦でいたら、いくらお金があっても足りない、将来定年を迎えたとしてもそのあとも働き続けなければ生きて行けないかもしれない、そんな不安を覚えた結果離婚を本気で考えるようになることもあるでしょう。
本気で離婚したい夫の行動が見られたときにすべき対策
離婚したくないなら話し合いを重ね、誠意を見せる
本気で離婚したい夫が行動し始めている、行動しているというのが分かった時、妻としては何かしらの対策を練って、自分なりに離婚を回避するか、離婚後もスムーズに生活できるようにしなければなりません。
そうしたときにすべき対策の一つが、話し合いを重ねて誠意を見せる事。
特に離婚したくないと思うのであれば必須なのが話し合いです。
何が不満なのか、どうして離婚のために動くのか、そのあたりを重点的に話し合い、まずは夫が何を理由に離婚に踏み切ろうとしたのか、不満を聞き出さなければなりません。
妻側に非があるのであればそれを謝罪し、どうにかする努力をすることを約束するなどの誠意を見せなければならないでしょう。
調停で話し合うことで第三者に介入してもらう
離婚のために動き出した夫に対しての対策の一つが、調停などで話し合い、第三者に二人の間に入ってもらうことです。
夫婦二人で離婚に関して話し合いをしたところで、お互いに主観が入ったことでの言い合いになってしまい、話し合いは全く進まないこともあり得ます。
また、第三者からの客観的な判断によって自分のやったことに非があるのか、それとも夫側の勝手な理由による離婚の切り出しなのかなどを知っておくことで、そのあと離婚するかしないかはもちろん、どちらが有責なのかもきちんと判別できるようになります。
調停以外での話し合いであっても、弁護士を雇って話し合いに同席してもらうなどして、離婚に関してのお互いの意見を冷静に、客観的に二人で共有できるようにしておくべきです。
離婚しても良いように財産分与・慰謝料・親権について調べる
離婚のために動き出している時点で、すでに夫は離婚で気持ちを固めていると思ったのであれば、離婚してもいいようにいろいろなことを調べておくのもおすすめの対策です。
唐突に離婚を切り出されると、何をしていいのか分からなくなり、結果として財産分与や慰謝料、親権などに関して夫の方がある程度有利に事を運べるように画策することもあり得ます。
弁護士などを雇っているのであればなおのこと、どちらに瑕疵があるのかにもよりますが、妻側が多少不利な状況に陥る可能性もあります。
そうなる前に財産分与や慰謝料・養育費の支払い、親権をどちらが持つべきなのかを把握し、考えておくために弁護士などに相談して調べておくのがおすすめです。
自分で生活できるように仕事を見つける
離婚するために動き出した夫への対策の中には、新しく仕事を見つけておくというのも含まれます。
すでに仕事をしていて安定した給与が見込めるのであれば話は別ですが、専業主婦であったり、パート勤めだったりすると離婚後にお金が足りなくなるのが目に見えています。
男性側の有責による離婚で慰謝料が入ってきたとしてもそれだけで暮らしていくことはできませんし、子供の養育費を受け取っているとしてもそれは子供のためのお金ですから、将来の進学などを考えれば手を付けようとは思わないでしょう。
だからこそ、自分で生活できるように先に仕事を見つけておき、離婚後であっても十分働いて生きていけるようにするのは大切なことなのです。
特に離婚後すぐ働けるようになる場合は、焦って仕事を探すことも無く、家事なども合わせて大変かもしれませんが、困ったことになる頻度は確実に少なくなります。
住む場所はどうするのか具体的に情報を収集する
離婚のために本格的に動き出した夫に気付いた場合は、自身が家を出ていく可能性が高いのであれば住む場所に関しても考えておくべき対策の一つです。
家の名義が夫である場合は、夫が出て行って妻が住むというのはできませんから、必然的に新しい住居が必要になります。
実家が近ければそちらに身を寄せても良いのでしょうが、そうできない場合には自分や子供に適した住居を見つけなければなりません。
特に離婚後の生活環境の変化は精神的に大きく負荷をもたらしますし、子供にも大きな影響を与えますから、自分の今後の給与で余裕をもって暮らせるところ、また子供と一緒に住んでも問題ない場所であることを大前提として住居を決めるための情報収集を行いましょう。
離婚後の夫婦の復縁に関しては、こちらの記事にも詳細が乗っていますので、こちらの記事も合わせて読んでみるのがおすすめです。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス「本気で離婚したい夫の行動を変えるのは困難な時もある。どんな状態に陥っても大丈夫なように対策はしておこう」
とはいえ、本気で離婚したいと思ったとしても妻との会話、その後の妻の努力による関係の改善によって解消されることもありますが、基本的に離婚に対して本気で行動を開始した夫の場合は離婚の撤回がかなり困難になるケースがほとんどです。
夫の動きが怪しい、離婚に関してをほのめかしたり、調べものにそうした履歴が多々出てきている、知らない弁護士の名刺を持っている、などの怪しむ何かがあったときにはどんな状況に陥っても大丈夫なように対策が必要になります。
最初の内はよく話をして、離婚が撤回されないかを探り、それが無理であるのなら離婚後の生活のために方向性を切り替えて対策を立てましょう。
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