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共依存カップルの特徴とは?どんな状態かを知ってセルフチェックしよう
自分がいないと相手がダメだと思い込んでいる
共依存カップルがひどい状況に陥ってしまいやすいというのを聞いてしまうと、自分や恋人はその共依存カップルに当てはまっていないかを気にしてしまうものです。
そうした共依存カップルには当てはまる特徴がいくつかあり、その特徴に当て嵌まっているかどうかでセルフチェックすることもできます。
ではどんな特徴に当て嵌まっているのか、どんな状態なのかをチェックすると良いのかと言うと、一つは自分がいないと相手がダメだと思い込んでいるかどうかというものです。
同棲しているわけでもないのに、家事はもちろん食事の用意に至るまで、さらに言えばデートの計画からお店の予約に至るまで、相手のためにあれこれ世話を焼いていたりする状態であるかをチェックしてみてください。
普通はそこまで尽くされると、相手に対して悪いと思っている恋人側から「大丈夫だから」という申し訳なさからくる言葉が出てくるものですし、場合によっては次の予約やデートの計画などに関しては自分が全部やるからという提案だって来るはずです。
けれど、そんな提案を全て蹴って自分が尽くし続けているのであれば、共依存カップルになりつつある状態にあります。
相手のために尽くしているのだという体を取っていても、実のところは相手には自分がいなければだめなのだと刷り込ませ、そのうえで自分のために相手に尽くしている状態にしているのです。
そして、自分のために相手に尽くしているのだという自覚がない、そのようなつもりのない状態であるのであれば、共依存状態になりやすい人でしょう。
どれだけひどいことをされても耐えようと思う
共依存関係のカップルに多いのが、実はDVです。
相手がむしゃくしゃしている時に、暴力や暴言をふるってくることがありますが、普通であれば即座に距離を取ってその暴力や暴言に対して相手側が謝罪してくるまで接触しない、またはすぐに別れ話を切り出すくらいのことはします。
けれど、共依存になりやすい人や、すでになってしまっている可能性のある人は、どれだけひどいことをされたとしても、それを耐えようとしてしまうのです。
相手の気がそれで済むのであれば、自分が耐えればいいだけだからと耐えて彼と交際を続けている自分の満足し、自分はすごい女性なのだという自負をしてしまいます。
傍から見るとDV被害者にありがちな気持ちを抱いてしまっているともいえるでしょう。
けれど、その状態で大丈夫だと思ってしまっていることこそが非常に危険な傾向にあると言えます。
確かに、交際においては時に我慢が必要なことだってあるでしょう。
喧嘩したときに、どちらかが我慢すれば丸く収まることだってあるでしょうから、どちらかが我慢する、またはお互いに我慢して落としどころを決めて丸く収めることだってあるはずです。
けれど、一方が一方のいうことを聞いて我慢するばかりというのはおかしなこと。
特に暴力は許されないものであり、場合によっては傷害罪などにも問えるくらいに酷いことをしてくる人だっているわけですから、見逃してはならないものです。
そんなひどいことをされても耐えてしまっている自分がいるのか、我慢すべきところではないところで我慢しようと思っている自分がいるのか、そうしたところも重要なチェックポイントになります。
せっかくしてあげてるのに、と見返りを欲しがる
共依存カップル、またはその傾向にある人と言うのは相手に何かしてあげようとしたときに、相手に見返りを求める人が多いです。
何かをしてもらった時、お礼を言ったりするのは当然ではあるものの、自発的に動いてその結果が相手に知られていない、本当に些細なことで気付きにくい事であるのだとしても、その見返りをもらいたいと思っています。
なので、何をしたとしてもお礼の言葉が無ければ不満になりますし、誕生日や記念日、バレンタインデーなどのお返しがないと不機嫌になったりもする、そんな人が多いです。
その傾向にある人の心理としては、自分がこれだけ尽くしたというのに見返りがないということは、それだけの価値がないと思われていると感じている等の不安を抱く傾向にあるので、どれだけ尽くしたのかというのを見返りによって判断している節もあるでしょう。
そのため、自分が尽くしたことに対しての見返りがない状態が続いてしまうと、不安が怒りや悲しみにつながってしまい、せっかく自分が○○してあげたのに、せっかく私がこれだけしてあげたのに、と言う気持ちが強くなり、相手に対しても色々と無茶な要求をするなどの行動に出やすくもなります。
人によってはこの不満が口に出てしまい、喧嘩になることだってあり得るのです。
共依存恋愛に走りやすい人や、陥ってしまっている人にとって無償の愛というものは頭になく、お互いがwin-winの関係であるのが当たり前だというのを無意識に思っているところもあるかもしれません。
お互いがお互いのために尽くすのではない、人によっては自分に得があるからこそ尽くしているというのを知らないだけで、そう動いてしまっている人も要チェックになります。
恋人と共依存関係に陥るきっかけ
相手の男性が共依存体質にとって惹かれやすい人である
恋人と居依存関係に陥りやすい人の特徴や、チェックしておきたい箇所について知りえたのは良いけれど、いったいどんなことがきっかけになって共依存状態に陥ってしまうのかというのが分かりませんよね。
一体何がきっかけとなってそのような状態になってしまうのかというのは、いろいろと多くありますが、そのうちの一つが相手の男性が共依存体質の女性にとって惹かれやすい人であるということがあります。
共依存体質の女性にとって惹かれやすいのが、一匹狼タイプのほかを寄せ付けず、どこか影があって支えてあげたいと思ってしまう人です。
こうしたタイプは女性受けしやすい部分もありますが、共依存関係に陥りやすい共依存体質の女性にとっては特に心惹かれる異性のタイプであり、自分で支えてあげなければならないと思い込んでしまいやすい人でもあります。
そのため、その人と出会い、交際してしまうことがきっかけとなって共依存関係をよりひどくさせてしまう傾向にある女性もいるのです。
心惹かれる男性との交際は胸躍るものがありますし、その最初期なんてハネムーン期間とも呼ばれる程相手との交際に明るい未来を見据えてしまっている、とても楽しい時期ですから、余計に彼との関係性を良いものにして行けるという強い確信を持つ人も少なくありません。
そんなときに二人だけの世界に入り込んでしまうことはもちろん、お互いの相性やタイプ的なものが合致してしまったことで需要と供給が一致してしまうことで、共依存関係を加速させてしまう人もいます。
共依存体質である可能性の高い女性が、一匹狼タイプの男性と交際することがきっかけになって落ちていくというのは十分にあり得ることです。
自分の愛情が試されていると解釈してしまう出来事がある
共依存体質の女性が共依存恋愛に陥ってしまうポイントやきっかけの中には、自分の愛情が試されているのではないかと解釈してしまう出来事を経験することで共依存恋愛に陥ってしまうという人もいます。
その出来事とは一体何かというと、彼氏が冷めてしまったり、浮気してしまったりをはじめとした、女性側に対して無茶な要求をするというものです。
男性の中には女性の愛情を確かめるために、どれほど無茶なことであるのか承知のうえでわがままを言う人もいますが、そのわがままに対しても程度というものがあります。
普通の恋人であれば自分のことを少し優先してほしいから、会いに来てほしい、連絡をくれないかといったわがままであることが多かったり、場合によっては会いに来たから今から会えないかという唐突なものであるけれど、ある程度対応しやすいものです。
けれど、この共依存恋愛になる可能性のあるきっかけのものは、非常に悪質で浮気をする、恋人を試すようなわがままを言うといったものをはじめとした、恋人を困らせるようなものばかりであることが多くなります。
どんどんそのわがままがきつくなると、普通の女性であれば付き合っていられないと彼氏をすっぱり切り捨ててしまうことの方が多いのですが、共依存関係に陥りやすい女性の場合は自分の愛情が試されているとそのわがままや浮気などに対して立ち向かい、のめり込んでしまうような状態になるのです。
自分の愛情が足りてない、彼にはもっと自分の愛情が必要なのだと思い込んでしまうことで、結果として共依存恋愛にどんどんのめり込み、結果としてひどいことになる女性はこのタイプが多いでしょう。
他者との交流を絶ち、二人だけの世界に入ってしまう
共依存体質の女性が共依存恋愛に陥ってしまうきっかけの中には、他者のと交流を絶って二人だけの世界に入ってしまうような出来事があるケースもあります。
その多くが、友人たちからの「あの彼氏は止めた方がいい」という言葉にあることが多いです。
恋人ができたり、誰か良いなと思う人がいると女性としては友人に助言を求めたり、自身の彼氏について自慢げに話したりするものですよね。
そんな時に友人から「いい人恋人にできたね」と言われることもあれば、逆に「その彼氏は止めた方がいい」と言われることもあります。
この時、やめておいた方が良いと言われた時に普通の女性は「彼には何かあるのかもしれない」「やめておけと言われるくらいヤバイ人なのかもしれない」と言う感覚が働くもので、それまで夢中になっていた彼氏から一歩引いて、少し距離を置いたところから彼が本当はどういう人なのかを見極めようとするでしょう。
友人の助言からして、彼がまともな人ではない可能性に目を向け、その言葉が本当のものなのかをしっかりと見極めたうえで自分で答えを出そうとします。
けれど、共依存体質の女性の場合は逆で、友人の言葉に反発してしまう傾向にあるのです。
彼のことをやめておいた方が良いと告げてくる友人に対して、「彼はそんな人じゃない」「彼のことを良く知らないのにそんなこと言わないで」と言って、友人との関係を絶ってしまいます。
その結果、友人関係が軒並み遠のいてしまい、本当ならやめておいた方が良いことにおいても助言してくれる人がいなくなり、最終的に彼氏との二人の世界が構築されてしまうのです。
彼氏と自分だけしかいない二人の世界はお互いの存在だけで関係が終了してしまっているので、外からの刺激を何も受けることなく、それぞれが成長しないままの恋愛関係に陥ってしまいます。
そのため、女性側が男性に対して離れがたい、そして自分だけを見てほしいという気持ちが強くなってしまうため、余計に男性を束縛しようとする動きにも出るでしょう。
そうなってくると男性の方がどのようなタイプの人であろうと、女性との関係に窮屈さを感じてしまい、最終的には浮気に走るか、束縛されるのが耐え切れないからと別れてしまうかのどちらかになってしまいます。
最悪の場合には、浮気をしているのにもかかわらず都合が良いからと別れないまま、都合よく家事などを手伝わせるための存在として扱われるケースもあるでしょう。
友人との話や忠告の一言をはねのけてしまうことで、共依存恋愛に陥ることは十分にあり得るきっかけなのです。
共依存に居心地の良さを求めてしまう心理的な原因
自分の価値を他人にしか見いだせない
共依存恋愛をしやすいタイプの女性の特徴やそのきっかけについてを知ることができましたが、そもそもの心理的原因にはどんなものがあるのか、それについても知っていきましょう。
共依存恋愛になりやすい女性の特徴もあるものの、大まかな原因の中には自分の価値を他人に尽くすことや他人と関わることでしか見いだせないというのもこの共依存の関係に居心地の良さを求めてしまうのが原因となっている人は多いです。
この原因の大本には母親からありのままの自分を肯定してもらう、受け入れてもらうことができなかったことに起因するケースが非常に多くなります。
ありのままを受け入れてくれる母親の存在と言うのは、幼少期から自身の存在に対しての絶対的価値というものを定め、それを認めていくことができるのですが、このように母親に受け止めてもらっていない、受け入れてもらっていないような場合であると、自身の存在価値を自分自身が定めていない状態で成長してしまうのです。
その結果、他の人たちとの交流の中で、他の人の役に立ったり、感謝されたりするようなことでようやく自身の価値を見出すことができるようになるわけですから、余計に他の人との交流が無ければ自分には価値がないと思ってしまうような状態になってしまいかねないでしょう。
特に好きな人ができて、その人の役に立ちたいという気持ちが強いタイプの女性であれば、なおのこと恋人の役に立つことによって自分に価値があると感じる部分が出るはずです。
彼の役に立ちたい、彼に感謝されたいという気持ちから共依存的な恋愛に発展し、重度なものになっていくというのはあり得る話でしょう。
自身と似たようなタイプの相手に心地よさを感じる
共依存恋愛に陥ってしまう原因の中には、同じような人間だからこその安心感や心地よさがある関係になりやすいというのもあります。
自身と似たようなタイプの相手と一緒にいると、考え方が一致しやすかったり、考えの方向性が似通っていたりするためか、自分の意見が通りやすい、または同じ方向性に一緒に向かうことができるというところからも強い安心感があるため、一緒にいることで自己肯定はもちろん、その他にも思い通りにならないことが基本的に少なくなることでの心地よさがあるのです。
それまでの恋愛や生活において思う通りにならないことで居心地の悪さを感じていたり、他の人から責められたりしたなど、非常に厳しい状況に追いやられたことがある人ほど、このパターンははまりやすいでしょう。
また、自ら積極的に変化を求めるために努力しようという気持ちがない人なども、このタイプの原因で共依存状態になることもあります。
同じような人間が集まることによって、自分だけじゃないから大丈夫という安堵を抱いてしまうため、無理な変化を求めようとしなくなってしまうのです。
交際においても似たようなことを考える人、タイプの人であるのなら猶の事、交際を通じて大きく成長することはなく、停滞した状態を良しとする二人になってしまうので、大きく変わらないことで感じる安心感や居心地の良さもまた出てくるはず。
こうした変化がない事での安心感を良しとするタイプの男女であるのなら、居心地の良さを強く感じ、お互いにこのままでいいよねと思ってしまう程度には居心地の良さを実感しやすく、その通りに成長や変化をしないままになってしまうことだって珍しくはありません。
相手がいないとどうしていいか分からなくなるため
共依存恋愛に陥ってしまう原因の中には、相手がいないとどうしていいのか分からなくなってしまうというものも含まれています。
それまでの人生において、自己肯定のほか、自身の価値を他人に見出してしまう成長を遂げてしまっている場合、何事に対しても相手がいるからこそ自身に対して価値を見出せるようになってしまっているので、誰か人がいなければ自分に価値を見出すことができないせいで、どうすればいいのか分からなくなってしまっている状態になっているのです。
そのため、自分を評価してくれる、価値を見出してくれる恋人から離れられないため、共依存的な恋愛に陥ってしまいます。
また、相手側も似たような状態にある場合は余計に相手がいないとダメな状態に双方が陥ってしまいやすいため、お互いが離れられない、離れてしまうとどうしようもできないような状態になってしまいかねないでしょう。
自分ではそう思っていなくても、他の人からの評価や価値を定められる事で自分が何とかなっている自覚がある人、または自分自身では己の価値を定められないという人の場合は、そうした共依存状態の恋愛になってしまいかねません。
双方が自身ではなく、相手に自身の価値を決めてもらっているような状態であったり、他の人と関わることで自信の価値を決められるようになっていたりするのであれば、非常に危ないでしょう。
そもそもが他者と関わらなければ自身がどういう人間なのか、どんな風に価値のある人なのかというのを決められないというのが原因ですから、自分なりに「自分はこういう人間で、こういうところに対して存在価値がある」と言うのを決められればその状態を脱却することが可能になる人もいます。

恋人と共依存の関係を続けていると待っている辛い結末
心理的な負担や体調に関しての不調が現れる
恋人と共依存な関係を続けていると、最後にはどんな結末が待っているのでしょうか。
実際のところ、その結末はほとんどがつらいものであり、普通に別れられるカップルと言うのはまだとてもまともどころか、非常に良い終わり方をしているともいえる終わり方をしています。
では、つらい結末にはどんなものがあるのかと言うと、その一つは心理的な負担や体調における不調が現れ始めるというものです。
恋人との共依存の恋愛関係を続けていくうちに、何をしていても恋人のことが心配になって、恋人のことばかり考えるようになって、今何をしているのか、浮気などはしていないか、そんなことも沢山考える様になっていきます。
そうすると、精神的な負担は非常に大きくなり、その不調が鬱や過呼吸などを引き起こすこともあれば、あまりの不安の大きさに耐え切れずに失神してしまう人も出てしまう程、非常に大きな負担となってしまうのです。
更に、依存の度合いが大きなのが彼氏の場合、彼女を束縛したいばかりに仕事を辞めて無理やり同棲してくるなんてこともありますので、彼氏はただゴロゴロしているだけなのに、自分は仕事をして家事もして、そのうえで仕事をしていない彼氏の金銭的な負担もして、と非常に働かなければならないようになる人もいます。
そうした人の場合は体調的な負担が大きく出始めて、体調不良が頻繁に起こりやすくなるだけでなく、働きすぎの結果倒れるようなことにもなりかねません。
確かに相手のことを好きでいるのかもしれませんが、依存することによって自身の人生のバランスを大きく崩し、最後には体すら酷使するような状態に陥ってしまう可能性があるのが、共依存の結末の一つです。
自分の彼氏は大丈夫だからと高を括っていると、いつの間にか精神的な負担や肉体的な負担があまりにも大きな状態に陥って引き返すこともできずにそのまま倒れるまで気付かずに終わる可能性だってあるでしょう。
金銭的な負担が大きくなることも
共依存恋愛において、結末の最後に待っているのはあまりにも大きな金銭的な負担であることも珍しくありません。
何でもかんでもやってあげようという女性の気持ちを男性が悪用してしまえば、このくらいのことは普通に起こりえます。
特に女性が自分から離れていくことが難しいと分かっていて、なおかつ自分のためなら何でもやりかねない可能性があるというのを知っているのなら、自身が働かなくても大丈夫だなと楽な方へ転がりたい男性にとって、共依存関係になりやすい女性は格好のカモともいえるでしょう。
こうした悪質な考えから金銭的な負担を女性にかぶせようとする人ももちろんですが、男性の方も共依存体質で女性のことを束縛するあまり、仕事を辞めてまで一緒にいようとするタイプの場合もまた大きく金銭的な負担をかけてきます。
仕事を辞めて彼女と一緒にいようとすると言われると、とても情熱的な印象を受けるでしょうが、辞められた女性からしてみればその負担はとんでもない事です。
女性が高給取りであればまだ何とかなるかもしれません。
男性に家事を負担してもらい、主夫としての働きをしてもらうことができるのであれば、仕事と家事をそれぞれ分担することができますから、何とかなる部分もあるでしょう。
しかし、女性側の年収が男性よりも低い場合はとんでもなく大きな負担になります。
おまけに家事の一切もしないというのであれば、ただただヒモに成り下がっただけの人になってしまうのです。
例によっては女性が金銭的な負担を減らすために水商売の方でも働き始めたものの、それを良く思わなかった男性が女性からもらったお金で女性を指名するという負のループが出来上がってしまっている人もいます。
そのようなダメなループを作ってしまうだけでなく、金銭的な負担自体があまりにも大きくて最悪の場合は借金する可能性も出てくるほど、女性に大きくのしかかる結末を迎えてしまうでしょう。
好意からくる負の連鎖が続く
共依存の恋愛に陥ってしまうことで訪れる結末の中には、カップルがお互い共依存状態になったが故の好意からくる負の連鎖というものも存在します。
この負の連鎖はカップルによってそれぞれ違うものの、お互いがお互いを束縛し合うことであまりにもひどい状況に陥ることがほとんどです。
仕事を辞めて二人一緒に生活するものの、その結果として金銭的な負担があまりにも大きく、借金などをしなければならない結末に終わってしまったり、気付けば友人や知人が自分たちよりもずっと先に進んでしまっていたりして、成長の機会を失って自分たちにはお互いしかすでに存在してしないことに気付いてしまう等、あまりにも孤独な終わりを迎えてしまうことだってあります。
特に成長の機会を奪われてしまうと、その後の仕事や恋人同士の成長の機会もなくしてしまい、あまりにも世間知らずな状態にどんどん退行してしまうことだってあるのです。
お互いの共依存がひと段落ついて、久しぶりに他の人と交流してみると話が通じなくて自分だけ取り残されたり、自分よりもいい暮らしや幸せな今を築き上げているのを目の当たりにしたり、確かに幸せな交際をしていると思っていたはずが、外に一歩出てみるととんでもない事態になっているのではないかと感じてしまうような事態に陥ります。
それでも自分たちがおかしくない、成長の機会なんていらないという選択をしてしまうと、より周りから置いてけぼりになってしまうような事態になり、あまりにもひどい状態であるのならあなたと彼氏のそれぞれの両親が無理やりにでも引きはがしにかかるようにもなるかもしれません。
自分たちのひどさを自覚しないことで、成長する機会をみすみす見逃し、その結果二人の世界で完結した同じような繰り返しの日々を送り、最終的にどちらかがその関係に対して重たいなと思った瞬間に破綻してしまう、そんな関係になるでしょう。
そして、関係が破綻した瞬間、あなたが周りを見たとしても助けてくれる人は誰一人いない、誰もかれもが一度差し伸べた手を振り払ったあなたを置いて、先に進んでしまっているからこそ手を伸ばしてくれない、そんな事態が待っているのです。
共依存から抜け出し本当の愛情を手に入れる方法
友人の言葉を否定せず、自分たちがおかしいと気付く
共依存の状態に陥ると、ろくな終わり方をしないことを把握できたところで、ではどのように共依存の状態から抜け出して、本当の愛情を手に入れられるのか、そうした方法についても触れていきます。
共依存の状態から抜け出すためには、まず友人の言葉を否定せずに自分たちがおかしいと気付くところから始まるのです。
自分たちが幸せなカップルであるということを自負しているのであれば、友人の言葉が信じるに値しないものであると思ってしまいがちではありますが、友人の言葉はあなたたちカップルを第三者の目から見たことで出てきた真実の言葉でもあります。
自分たちが周りからどう見られているのか、どう見えているのかを受け止めて、それがおかしいことなのだと受け止めることがまず共依存から抜け出すための第一歩です。
それができれば、次々と自分たちの関係性のおかしさを発見し、それをどうすれば正常化できるのかということを考えられるようになります。
第一歩として自分たちの関係がどうおかしいのか、それを伝えてくれる人の言葉を真摯に受け止めてみましょう。
適切な距離を保つ
共依存の関係から抜け出すためには、まず第一歩として自分たちがおかしいのだと気付くこと、そしてそれを忠言してくれている言葉を受け止めることがありますが、その次におすすめなのが、適切な距離を保つというものです。
同棲をしているのであれば同棲を解消する、べったりな時間を減らすといった適切な距離を保つことによって少しずつ改善させていくこともできます。
共依存の関係がより重篤化しやすいのは、お互いがべったりな時間が多く取られていたり、お互いのことを考えてしまう時間が多いからというのも関係しており、その分の時間を他に費やしてみることで、相手に肯定してもらっていた自己存在における価値を見出すことができるきっかけを作ることが可能です。
彼氏がきっかけとなって疎遠になっていた友達ともう一度やり直すための時間にしても良いですし、新しい交友関係を築いても良いでしょう。
新しく趣味を作ってそちらに熱中しても良いかもしれません。
とにかく彼氏から離れている時間を作り、彼にばかり集中するのではなく、別のことを考える時間を取ることがとても重要になります。
距離を取ると最初は彼がいないことで不安になってしまうこともあるでしょうが、慣れてしまえばそんな不安もあまり感じなくなっていきますので、最初は我慢することが大事だと自分に言い聞かせてみてください。
我慢しつつ、自分がそれまでやりたいなと思っていたことを始めてみることで、彼へ向けていた集中力や視線を他に強引に向けてしまえば、後は時間が解決していくでしょう。
自力で無理だと判断したら専門のカウンセラーを頼る
どうにか共依存の関係を改善することができるという人もいますが、中にはあまりにも重篤化した関係になってしまっていて、自分でどうにかするのはもう無理だと感じる人も中にはいるでしょう。
他の人に頼りたくても、彼氏に対しての苦言などから遠ざけてしまった友人が多いのなら交友関係に頼るわけにもいかない、そもそもこんな状態の彼氏との関係に対して友人から適切なアドバイスをもらえるとは思えない、そんな風に自分で解決したくてもできない、頼れる人も周りにいないという状態になる人も少なくありません。
では、そんな時にどうすればいいのかと言うと、専門のカウンセラーを頼ることがおすすめになります。
今ではこうした共依存関係におけるカウンセラーというのも存在していて、共依存を専門とするカウンセラーや心理全般を相談できるカウンセラーなど、様々な相談室やカウンセリングルームがあるのです。
そうしたものから自分が相談しやすいところを見つけたり、いろんな人の口コミをもとにここがよさそうだと思ったところに予約したりして、自分がこれからどう動くべきか、彼氏に対して接するべきかというのを相談してみてください。
今の心理状況を含めて、良いアドバイスがもらえるはずなので、自分の手には余るものだとわかったら素早く調べてみましょう。
占い師マダムアリアのワンポイントアドバイス「共依存恋愛は良い終わり方をしない。チェック項目に引っかかったなら要注意!」

お互いのことばかりが目に入って、その他のことをおざなりにしてしまい、結果としてどちらかに大きな負担を強いてしまいやすいのもあって、せっかくそれまである程度幸せに過ごせていた人生のバランスが崩れ、一気に台無しになってしまうなんて言うのは珍しくはないのです。
そして同時に、なかなか抜け出せないからこそ困ってしまう事態に陥ることも良くあります。
後悔して、あの時友人の忠言や苦言をきちんと聞いておけばよかったと考えても後の祭り、自分の力でどうにかなることもあれば、自分一人ではどうにもならない状態になっていることだってあるでしょう。
どうにかできるのであれば、自分たちがおかしいことに気付き、受け止め、距離を取ってと段階を踏んで少しずつ改善していけるでしょうが、一人では無理なのなら外部の力も必要になります。
カウンセラーに相談し、どうすればいいのかアドバイスをもらいつつ改善していく必要があるなど、改善するにも大変な時間と手間がかかっていくでしょう。
後悔する事態に陥るの前に、一度チェックしてみて、チェック項目に引っかかるようであれば注意して彼氏との関係について考えてみてください。
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